流れを知り、納得して進める
初めてのインプラント治療
高田歯科医院
(宇都宮市/宇都宮駅)
最終更新日:2026/04/15
- 自由診療
歯を失った際の治療法の一つとして知られるインプラント治療。虫歯(う蝕)や歯周病が進み、歯を残せなくなった場合にも視野に入る治療だが、手術を伴うことや費用面の負担も大きいことから、不安や迷いを感じる人も少なくない。一方で、入れ歯やブリッジでは対応が難しいケースにも適応でき、周囲の歯への影響を抑えながら機能の回復をめざせる治療でもある。長く食べる喜びを支える「高田歯科医院」では、患者一人ひとりの状態を丁寧に見極めながら、インプラントを含めた治療方法を提案している。インプラント治療を検討している人のために、相談から治療、その後のケアまでの同院のインプラント治療の流れについて、高田翔副院長に聞いた。
(取材日2026年3月25日)
目次
検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!
- Qインプラント治療とは、どのような治療なのでしょうか。
-
A
インプラント治療は、歯を失った部分の骨に人工の歯根を埋め込み、その上に歯をつくることで失われた機能の回復を図る治療です。入れ歯やブリッジと並ぶ歯を失った際の選択肢の一つですが、入れ歯のように取り外す必要がなく違和感が少ない点、ブリッジのように両隣の歯を削らずに済む点が大きな特徴です。骨とインプラント体で独立して支えるため、ほかの歯への影響を抑えやすく、しっかり噛める状態をめざしやすいのもメリットです。噛む力を骨に伝える構造のため、食事の際の違和感も少なく、天然の歯に近い感覚で使えるケースもあります。一方で、外科的な処置を伴うため、適応や進め方には十分な検査と、お互いの理解がとても重要です。
- Qインプラント治療に不安を感じる方も多いと思います。
-
A
多くの方が気にされるのは、手術への不安や費用面ではないでしょうか。骨造成などの追加処置を伴わない1本のみのケースであれば、処置そのものは1時間以内に終わることがほとんどです。また、術後2~3日ほどをピークに腫れや違和感が出ることはありますが、抜歯と比較して極端に侵襲が大きいわけではなく、日常生活に大きな支障が出るケースは少ないでしょう。なお、骨との結合を待つ期間が必要なため、治療完了までは一般的に半年以上かかり、費用は原則として保険適用外です。そのため、初期段階で治療の流れや負担の程度を丁寧に説明し、入れ歯やブリッジも含めた選択肢の中から納得できる方法を選んでもらうことが大切だと考えています。
- Qインプラント治療が難しい場合もあるのでしょうか。
-
A
すべての方に適応できるわけではありません。まず大きな要素になるのが骨の状態で、歯周病など炎症が長く続いて骨が溶けてしまった・合わない入れ歯を長期間使用したことで骨が痩せてしまったなど、骨量不足のケースがあります。骨を増やす処置を行うことで対応できる場合もありますが、処置の規模が大きくなるほど侵襲や感染のリスクも高まるため、安全性とのバランスを考えて適応を判断する必要があります。さらに、糖尿病などの全身疾患がある場合も注意が必要です。大切なのは無理にインプラントを行うことではなく、その方の状態にとって安全で現実的な選択をすることです。そのためにも、事前の検査と評価を丁寧に行うことが欠かせません。
検診・治療START!ステップで紹介します
- 1カウンセリング
-
まずはカウンセリングで現在の口腔内の状態や困り事について相談。インプラントはもちろん、同じく失った歯を補う選択肢である入れ歯やブリッジなどについても説明を受け、それぞれのメリットとデメリットを理解することが重要。費用や治療期間への不安もこの段階で確認できるため、納得できるまで質問し、自分に合った方法をじっくり考えたい。無理に結論を急がず、まずは情報を整理することが大切だ。
- 2事前検査
-
インプラント治療が可能かどうかを見極めるため、CT撮影などの検査を受け、骨の量や厚み、神経の位置などを確認。併せて口腔内写真や口腔内スキャナーによるデータ取得も行い、歯並びや噛み合わせの状態も把握していく。これらの情報をもとに、インプラント治療が可能かどうか、どの位置に埋入できるかなど、治療の可否や方向性をチェック。実際に埋入した場合にどうなるかも、デジタル上でシミュレーションしていく。
- 3検査結果を踏まえた説明
-
検査結果がそろったら、その内容を踏まえて、インプラント治療が可能かどうかが示される。可能な場合には、治療の手順や期間、必要な処置、費用などについてより具体的な説明を受ける。一方で、骨の状態や全身の状況によっては適応が難しいケースもあり、骨造成を検討したり、入れ歯やブリッジなど別の治療法が提案されたりすることもある。納得の上インプラント治療が受けられるよう、不安や疑問は解消しておきたい。
- 4インプラント体埋入のための手術
-
治療を進めることを決めたら、局所麻酔下でインプラント体を埋入する手術を受ける。骨の状態によっては追加の処置が必要になることもあるが、1本の埋入であれば処置時間は比較的短く済むことが多い。全身状態に不安がある場合や内服薬がある場合には、必要に応じて事前に医科とも連携しながら安全性に十分配慮して進める。術後は数日程度、腫れや違和感が出ることもあるため、大事な予定は避け、当日は安静を意識して過ごそう。
- 5術後の経過観察とメンテナンス
-
インプラント治療を行う場合、定期的なメンテナンスが必須。インプラント埋入後は、骨と結合するまで一定期間を経て、最終的なかぶせ物を装着する流れ。治療完了までは個人差はあるが、一般的に半年ほどかかる。埋入直後は経過確認のために数回通院し、その後は型採りやインプラント人工歯の調整など必要なタイミングで受診、全体で5~6回程度の通院が目安。治療後も定期的なメンテナンスで、安定した状態を維持しやすくなる。
自由診療費用の目安
自由診療とはインプラント治療/50万円~、骨造成/10万円~

