全国のドクター14,277人の想いを取材
クリニック・病院 158,248件の情報を掲載(2026年6月09日現在)

ドクターズ・ファイル会員でできること

予約情報をマイページ上で管理できます!

過去の予約を一覧化

予約内容の確認

予約の変更・キャンセル※

※一部対象外の医療機関もありますので、あらかじめご了承ください

会員登録がお済みでない方は

すでに会員の方は

  1. TOP
  2. 東京都
  3. 葛飾区
  4. 京成立石駅
  5. 立石ファミリー歯科
  6. 鎌田 健作 院長

鎌田 健作 院長の独自取材記事

立石ファミリー歯科

(葛飾区/京成立石駅)

最終更新日:2026/06/05

鎌田健作院長 立石ファミリー歯科 main

京成立石駅前にある「立石ファミリー歯科」。2014年の開業以来、地域のかかりつけとして歩みを重ねてきた同院では、「子どもの口腔機能を育てる」アプローチに注力。虫歯や歯並びといった目に見える問題だけでなく、食べる、飲み込む、話す、呼吸するといった日常の動作にも目を向け、将来の口腔環境を見据えた診療を行っている。鎌田健作院長は、口呼吸や食べ方、発音、姿勢といった日常の中に現れるサインを手がかりに、子どもの成長を支えてきた。今回は、鎌田院長が注目する口腔機能発達不全症の考え方と小児矯正との関係、そして家庭でできるアプローチなどについて詳しく話を聞いた。

(取材日2026年4月29日)

良好な口腔機能を育み、子どもの歯の健康を守る

口腔機能発達不全症とは、どのような状態のことですか?

鎌田健作院長 立石ファミリー歯科1

口腔機能発達不全症とは、食べる、飲み込む、話す、呼吸するといったお口の機能が、十分に発達していない状態を指します。歯並びや歯の生え方だけでなく、「お口をどう使えているか」を見ることが大切です。口がポカンと開く、口呼吸、いびき、食事中にくちゃくちゃ音を立てる、飲み込みにくさ、睡眠の浅さなどは、日常の中で比較的気づきやすいサインです。また、舌の動きがうまくいかないと、発音しにくい音が出ることもあります。ただし、見た目だけでは判断しにくく、歯並びと機能の問題は必ずしも直接結びつくものではありません。形態と機能は互いに影響し合うため、原因を一つに決めつけず、機能と形態のどちらに問題があるのか、あるいは両方なのかを見ていく必要があります。

口腔機能発達不全症のお子さんが増えていると聞きました。

近年、同じような相談が増えています。背景には食事や生活様式の変化があり、やわらかいものや好きなものだけを食べるといった習慣も一因と考えられます。お口の機能は、胎児期から授乳、離乳食、普段の食事へと続く成長の中で少しずつ身につくもの。その時期に合った食べ方を経験することが、後の発達にもつながります。また、スマートフォンやタブレット型端末を見る時間が増えると、下向きや猫背の姿勢が続きやすくなります。椅子の座り方を含め、そうした姿勢の癖はお口の状態にも影響します。さらに、鼻で呼吸しづらい状態だと、呼吸のしやすさを優先した姿勢が習慣になることもあり、食事、姿勢、睡眠、呼吸は切り離さず考える必要があります。

なぜこの分野に力を入れていこうと考えられたのですか?

鎌田健作院長 立石ファミリー歯科2

地域のお子さんを診る中で、近年口腔機能や歯並びに課題のあるケースが増えていると感じます。悪くなってから治すこと以上に、できるだけ悪くならないように関わることはとても重要で、例えば離乳食の頃から気づければ、早い段階での改善も見込めます。一方で、大人になってから大きく崩れた状態を治すには、期間も費用も負担が大きく、治療後に再び悪くなることも。だからこそ、問題が深刻になる前に整えていくことで予防につなげたいと考えました。私自身も2児の父で、家庭で子どもに伝え、ケアや改善に向けた取り組みを続けてもらう難しさを感じています。こうした経験をもとに、保護者の大変さを理解しながら、無理なくできることを一緒に考えていけたらと思っています。

子どもの健やかな成長のために、早めの相談を

口腔機能発達不全症を放っておくとどうなりますか?

鎌田健作院長 立石ファミリー歯科3

お口の機能の育ちが十分でない場合、わかりやすい影響の一つとして歯並びの乱れが挙げられます。噛む、飲み込む、呼吸するといった働きは、顎や歯列の成長とも深く関わっています。例えば口呼吸が続き、舌が本来あるべき位置に上がらない「低位舌(ていいぜつ)」の状態になると、上顎の成長が促されにくくなることも。その結果、上顎が狭くなり呼吸が浅くなったり、歯が並ぶスペースが不足したりして、歯列が乱れやすくなります。また、舌の癖や動き方によっては、出っ歯や開咬につながることもあります。ただし、機能の問題が必ず形態の問題を引き起こすわけではなく、その逆も同じです。お口の機能と顎や歯並びは互いに影響し合うため、成長の過程を見ながら、どんな課題があるのかを丁寧に見極めることが大切です。

何歳頃から相談すればいいですか?

赤ちゃんの頃から相談していただくのが理想です。歯が生え始めた時期にお口の悩みを伺えれば、食べ方や口の使い方、これからの成長についてもお話ししやすくなります。ただ、年齢に決まりがあるわけではありません。3~4歳頃から状態をチェックすることもできますし、それはすぐに治療を始めるという意味ではなく、まず今のお口がどのように育っているのかを知る機会です。授乳や離乳食、食事の取り方は、将来的な顎や鼻の育ちに関わることがあります。口がポカンと開いている、口呼吸がある、いびきをかく、食べ方や発音が気になるなど、少しでも疑問を感じたときは、歯だけでなくお口の機能についても気軽にご相談ください。

口腔機能発達不全症に対してどのようなサポートをしていますか?

鎌田健作院長 立石ファミリー歯科4

口腔機能発達不全症が疑われる場合は、検査や問診を通し、お子さんのお口の状態を確認します。お口周りや舌の筋力を測り、普段の食べ方や呼吸、生活の様子を伺った上で、年齢に対し十分に働いていない機能があれば、その子に合ったトレーニングを提案します。説明では、保護者にもお子さんにも伝わりやすいよう、資料や視覚的な情報も用いながら、お口の機能を理解してもらうことを大切にしています。生活習慣の改善も、特別なことを急に増やすのではなく、忙しい毎日の中で無理なく続けられることから始めます。一度ついた癖を変えるのは簡単ではないため、保護者もお子さんも無理なく、楽しみながら取り組める形にすることが大切です。改善が見えにくい場合や、歯並びや顎の形態に課題がある場合には小児矯正が必要になることもあります。

口腔の健康のために家庭でできること

小児矯正について、お考えを教えてください。

鎌田健作院長 立石ファミリー歯科5

小児矯正は、単に歯並びを整えるためだけでなく、口腔機能や顎・歯列の成長を総合的に捉えながら行う治療です。成長発育を活用し、歯がきれいに並ぶための土台を整え、顎や顔つきの発育をより良い方向へ導くことを目的としています。形態を整えることで機能が発揮されやすくなり、結果として歯並びや成長に良い影響を与えることも期待できます。MFT(口腔筋機能療法)は有用なアプローチの一つですが、例えば前歯が突出している場合には、歯を適切に移動させることが必要になります。また、顎が小さく歯が並ばない場合には、上顎を拡大してスペースの確保をめざすこともあります。この時期を逃して成人矯正から開始すると、問題が複雑化し、治療に大きな負担や時間を要するケースも少なくありません。小児矯正によって必ずしも成人矯正が不要になるわけではありませんが、成長期に適切な介入を行うことで、将来的な治療の負担を軽減できる可能性があります。

歯科医院が苦手な子どもでも大丈夫ですか?

歯科医院が苦手なお子さんでも、緊急性が高い場合を除き、初日にいきなり歯を削ったり抜いたりすることはありません。まずお口を見せてもらい、歯をきれいにすることや歯磨き、食生活の話など、できることから始めます。口腔機能発達不全症の相談は、コミュニケーションが中心になる部分も多く、歯科医院に慣れる機会にもなります。「ここなら安心して来られる」と感じてもらえるよう、怖いイメージを少しずつ和らげたいですね。接するときは、一人の相手として目を見て話を聞き、その子に合わせて伝えることを心がけています。保護者と一緒に入るか、一人で入るかも年齢だけでは決めません。3歳でも一人で座れる子もいれば、高学年でも不安が強い場合は保護者と一緒に入ることもあります。無理のない形で慣れてもらうことを大切にしてます。

子どものお口のために保護者ができることはありますか?

鎌田健作院長 立石ファミリー歯科6

保護者の方の中には、十分に歯科の情報にふれる機会がなかったり、知っていても忙しく実践が難しかったりする人もいるでしょう。だからこそ当院で、食事の取り方やお菓子のタイミング、姿勢、呼吸、食べ方など、日常で取り入れやすい方法を一緒に考えていけたらと思います。お子さん自身にも年齢や個人差により取り組み方の違いがあるため、虫歯を治すことだけをゴールにするのではなく、大人の歯へ生え替わった後も健康な口で過ごせることを見据えることが大切です。歯科医院嫌いにならず、将来もきれいなお口でおいしく食べられるように支えることが、私たちの役割です。悩むことがあれば一人で抱え込まずいつでも相談していただきたいです。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/45万円~、セラミックインレー/7万円~、セラミッククラウン/9万円~、小児矯正/40万円
※個人個人の症状や症例によって価格は変動いたしますので、あくまで目安の価格となります。詳細の問い合わせは歯科医院までお電話をお願いいたします。