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森 裕也 副院長の独自取材記事

みらいメディカルクリニック川口中央

(川口市/東浦和駅)

最終更新日:2026/04/22

森裕也副院長 みらいメディカルクリニック川口中央 main

当初は薬の力に魅了され、薬学部へ進むも「治療方針を決める側に立ちたい」という強い思いに突き動かされ、再び学び直し医師の道へと進んだ異色の経歴を持つ、森裕也先生。回り道をし、臨床経験を積んだ上に選んだのは、地域に根差して診療を行う「みらいメディカルクリニック川口中央」だった。目の前の患者一人ひとりに向き合い、その言葉に耳を傾け、とことん寄り添う。その姿勢は、かつて研修先で出会った尊敬する先輩医師らの姿にも似ていたという。子どもから高齢者、そして看取りまで、人生のすべての局面に関わる医療を実現したいという森先生に、地域医療にかける熱い胸の内を語ってもらった。

(取材日2026年4月1日)

誕生から看取りまで地域で支える医療を

2026年4月より、クリニックの副院長に就任されたとお聞きしました。

森裕也副院長 みらいメディカルクリニック川口中央1

埼玉県熊谷市の出身で、現在もさいたま市に在住していることから、「いつかは地元・埼玉の地域医療に貢献したい」という思いを強く持ち続けてきました。その中で医療法人栄仁会と出会い、診療だけでなくクリニック運営やマネジメントにも関わる機会をいただく中で、「地域に必要とされ続ける医療とは何か」をより深く考えるようになりました。都内のクリニックで経験を積みながら、当院でも非常勤として診療に携わる中で、その思いはより確かなものになっていきました。そして今回、慣れ親しんだ埼玉の地で地域医療に真正面から向き合う決意をし、2026年4月より副院長として着任いたしました。今後は、患者様お一人お一人の人生に寄り添いながら、地域に根差した医療を実践し、信頼され続けるクリニックづくりに全力で取り組んでまいります。

薬学部から医学部へ進路変更されて医師をめざした理由とは?

実は高校時代、皮膚科で処方された薬が合わず、皮膚トラブルに悩んだ経験があるんです。そこで別のクリニックに行き、違う薬を試したところ、「薬一つでこんなにも違うものなのか……」と驚き、薬への興味、関心から薬学部へと進学しました。6年間の学びを経て薬剤師免許を取得しますが、実際の医療現場で患者さんと向き合う医師の姿にふれたことで、自分が本当にめざしたいのは「直接診療に携わり、診療方針を立てていく医師のほうでは?」と強く感じるようになったんです。そこで進路を見直し、改めて国立大学の医学部へ編入。卒業後は自治医科大学附属さいたま医療センターで初期研修を修了し、内科を中心に診療経験を積んできました。現在はこれまでの経験を生かしながら、臨床の現場で患者さん一人ひとりに向き合う医療を実践しています。

CTを備えているのはクリニックとしては珍しいですね。

森裕也副院長 みらいメディカルクリニック川口中央2

当院は、もともと病院としての機能を持っていた背景から、CTを備えている点が大きな特徴です。採血やエコー検査も院内で実施でき、初診時や健診異常の際にもその場で精査を進められるため、迅速かつ精密な診断と治療方針の提示が可能です。専門医療機関へ紹介する際も、十分な検査結果に基づいた判断ができるため、適した場所へ素早い紹介ができ、患者さんの負担軽減にもつながっています。私が担当している内科は高齢の方が多く、糖尿病や高血圧、脂質異常症などの生活習慣病を患っている方が目立ちます。睡眠時無呼吸症候群も増えており、グループ全体で治療に注力しています。さらに高まるニーズに応え、お休みしていた訪問診療も再開。地域に根差し、外来診療から在宅医療まで一貫して支えられる体制を整えている点が強みで、院長が担当する小児科と合わせ、赤ちゃんの診療からお看取りまで、皆さんの生活をバックアップしていけるように努めています。

チーム医療で多方面から患者を支える

森先生の治療方針を教えてください。

森裕也副院長 みらいメディカルクリニック川口中央3

診療において「患者さんが安心できる医療」を提供できるようにしています。その延長線上に最期まで寄り添う医療があると考え、訪問診療も含めて一貫した支援を行っていけるのが理想です。また、患者さんの話を丁寧に聞く姿勢を徹底し、一人ひとりに合った治療をともに考えていくよう心がけています。薬学部での経験を生かし、多剤服用における弊害、「ポリファーマシー」にも配慮しながら、必要最小限の処方を意識して診察を行っています。可能な限り生活習慣、食生活の改善を優先し、患者さんの「薬を減らしたい」という切実な思いにも寄り添っていきたいです。治療方針は一方的に決めるのではなく、希望を尊重しながら柔軟に調整し、患者さんの納得が得られる医療を提供することで、継続的な治療へとつなげていけたらと思います。

訪問診療にかける思いや大切にしていることは何ですか?

多職種との連携を軸にした「チーム医療」と、丁寧な情報収集です。外来と異なり、その場でCTやエコーなどの検査ができないため、限られた情報の中で判断する難しさがあります。さらに、患者さん本人だけでなく、ご家族や看護師、ケアマネジャー、施設スタッフなど関わる人が多く、情報も多岐にわたります。そのため、それぞれから得られる情報を一つ一つ丁寧に整理し、全体を俯瞰して判断することを重視しています。また、関係者との密なコミュニケーションを通じて情報を共有し、チーム全体の質を高めることが、より良い医療の提供につながると考えています。訪問診療は「その場の診察」だけでなく、日々の連携と積み重ねが何より重要であると捉えています。

患者さん一人ひとりを支えるチーム医療が見事ですね。

森裕也副院長 みらいメディカルクリニック川口中央4

クリニックでは、患者さん一人ひとりに寄り添うためのチーム医療を重視しています。限られた診察時間の中でも質の高い医療を提供するため、医師だけでなく看護師や薬剤師が連携し、事前の問診や日常の様子の聞き取りを丁寧に行っています。医師の前では話しづらい内容もあるでしょうし、スタッフがバイタル測定の際や院内での自然な会話の中で思いをくみ取り、それらの情報を統合して診療に生かしています。また、過去のカルテを細かく参照し、これまでの経過や患者さんの思いを踏まえた継続性のある診療にするように心がけています。薬局から報告が上がってくることもあり、こうした多職種の協力で、症状だけでなく背景まで含めて理解し、最適な治療へとつなげていけたらうれしいです。

地域にとって頼れる存在、安心できる場所であるために

予防医療にも注力しているそうですね。

森裕也副院長 みらいメディカルクリニック川口中央5

生活習慣病の治療にとどまらず、予防医療にも力を入れています。脳梗塞後の再発予防といった二次予防はもちろん、そもそも病気にならないための一次予防にも積極的に取り組んでいます。例えば、予防接種で来院された患者さんに対して健康診断の受診を促すなど、日常診療の中で自然な形で啓発を行うようにしていますね。また、薬局と連携し、健康相談をきっかけに受診につなげる体制も整えています。生活習慣の改善においては、患者さんと共通の目標を設定し、無理のない形で継続できるよう支援。根気強い声かけを通じて意識改革を促し、地域全体の健康維持・向上につなげています。

一般的な予防接種からトラベラーズワクチンまで、さまざまなワクチンの相談ができるのは魅力です。

小児の定期接種から成人向けワクチンまで幅広く対応しており、地域のニーズに応じた柔軟な予防医療を提供しています。インフルエンザや新型コロナウイルス、肺炎球菌、帯状疱疹などの一般的なワクチンを中心に、必要に応じて各種予防接種を受けることが可能です。当院の院長が国境を超えた感染症対策に長年関わっていた経験から、海外渡航者向けのトラベラーズワクチンにも広く対応しています。渡航先に応じた適切なワクチンの提案や相談ができる医療機関は限られており、専門的な視点からアドバイスを受けられるのは当院ならではかと。また、渡航先での感染症に対する予防から治療まで一貫してサポートできる体制が整っています。

最後に、めざす医師像、クリニックの形をお聞かせください。

森裕也副院長 みらいメディカルクリニック川口中央6

初期研修を行った自治医科大学附属さいたま医療センターで出会った先輩医師の「自分の時間を削ってでも患者さんのもとへ駆け寄る姿勢」に強い影響を受け、自身も同様に患者さんに向き合いたいと考えるようになりました。その思いはクリニックの在り方にも反映されており、地域の皆さんにとって「困ったときにまず相談できる存在」でありたいと願っています。小児から高齢者、さらには看取りまで一貫して支えることで、人生に寄り添う医療を実現したいというビジョンがあり、クリニック全体で丁寧に話を聞くことを大切にしながら、安心して通える環境づくりにも注力。気軽に相談できる、信頼されるクリニックをめざしています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インフルエンザワクチン/成人:3500円、小児(1回):3000円