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記事公開日:2022/09/12

最終更新日:

【例文31選】看護師の履歴書「志望動機」の書き方を診療科目・施設別に紹介!志望動機を書くときのポイントも解説

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看護師の履歴書では、志望動機の書き方が合否を左右する重要なポイントになります。そんな看護師の志望動機ですが、「診療科ごとの違いをどう表現すればいいのか」「施設別に何をアピールすべきか」と思う方は少なくありません。

そこでこの記事では、看護師の履歴書における志望動機の書き方について、診療科目別・施設別・ケース別の例文を交えながら解説します。また、志望動機を書くときのポイントや避けたい表現もあわせて紹介します。

この記事を読めば、自分に合った志望動機の作り方が理解できるので、看護師をめざしたいと考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。

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|この記事の監修者 


檜山  寛雅

株式会社ギミック キャリアアドバイザー 

「医療業界の転職市場は売り手市場ですが、自己分析や企業研究をせず転職をしてしまうと、入職後のミスマッチにつながってしまいます。転職成功を掴むためには、事前の準備が何より重要です。そして転職は情報戦。収集を欠かすことなく、積極的に情報をキャッチしていきましょう!」

【経歴】

株式会社ギミックの転職エージェントサービス「ドクターズ・ファイルエージェント」のキャリアアドバイザーとして、医療従事者の転職・採用支援を担当。これまで500名以上の求職者と接点を持ち数多くの転職支援を実現。
※詳しいプロフィールはページ下部にあります。

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<目次>

  1. 看護師の志望動機で基本となる「文章の型」を押さえよう
  2. 診療科別 看護師の志望動機の例文
  3. 施設別 看護師の志望動機の例文
  4. ケース別 看護師の志望動機の例文
  5. 看護師の志望動機を書く前に覚えておきたいこと
  6. 看護師の志望動機を書くための準備をしよう
  7. まとめ

1 看護師の志望動機で基本となる「文章の型」を押さえよう

転職書類として履歴書と職務経歴書を準備するシーンを表すデスク上のイメージ写真

まずは、伝えたいことが相手に伝わりやすくなる、志望動機で押さえておきたい「文章の型」を紹介します。以下のポイントを意識しながら、自分の仕事に対する考えなどと照らし合わせて文章にまとめてみましょう。

<志望動機で伝えたいポイント>

①志望した一番の理由
②看護師の仕事に対する熱意やモットー、具体的な臨床経験
③応募先の特色について共感・感銘した点
④入職後の意気込み、将来の展望

この4つのポイントを押さえた志望動機であれば、採用担当者は応募者の考えや人物像をイメージしやすくなります。

自分がどのくらい熱意を持って看護師の仕事に取り組んでいるのか、自分の強みは応募先の業務でどのように生かせるかを盛り込むことを意識してみましょう。なお、1〜4の順番は入れ替えてもOKです。

次項から紹介する例文が、この基本の型を押さえた内容となっているので、ぜひ参考にしてみてください。

また、ネガティブな内容にふれる場合は、ポジティブな表現に言い換えましょう。さらに、待遇や給与条件ばかりを志望動機に挙げるのは、「条件が良ければどこでも良いのでは?」と良くない印象を抱かれる可能性が高いため、できるだけ避けるのが望ましいです。

2 診療科別 看護師の志望動機の例文

医療施設の廊下で、2人の医療従事者が資料を見て話している場面

ここでは、応募先にフィットした内容にまとめるのに役立つ例文を紹介します。まずは診療科別の例文です。基本の型のどの部分に該当しているのかわかるように、文章には前項で挙げた「志望動機で伝えたいポイント」の各ポイントを示す丸数字をつけています。

<志望動機で伝えたいポイント>

①志望した一番の理由
②看護師の仕事に対する熱意やモットー、具体的な臨床経験
③応募先の特色について共感・感銘した点
④入職後の意気込み、将来の展望

また、好印象を得られやすいポイントも〈ここがポイント〉として解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

●内科の場合

〈志望動機 例文〉

地域に根差したクリニックで、内科の看護経験をより一層積みたいと思い、応募しました。①
新卒で入職した内科クリニックに勤務し、まもなく4年目を迎えます。このまちに転居した際、引っ越し疲れもあってか体調を崩し、患者として貴院を受診することがありました。その際、温かみのある内装に安心感を覚えるとともに、受付の方や看護師の皆さま、医師の優しい応対やお声がけに心打たれました。「患者さま思いの診療」を体感することができ、看護師としても深く感銘を受けた次第です。②&③
これまでの経験を生かし、貴院が大切にされている、患者さまの心情に深く温かく寄り添う看護に貢献したいと考えております。④

〈ここがポイント〉

応募先を受診した際の思いを志望動機に盛り込んだ例です。このように応募先と接点があったり応募先のことをもともと知っていたりする場合、応募の理由に絡めることで説得力の高い内容にまとめやすいです。

●整形外科の場合

〈志望動機 例文〉

急性期医療を担う総合病院の消化器外科に約7年間勤務し、病棟看護師としてがんをはじめ手術を要する患者さまの術前・術後のケアにあたってきました。笑顔で退院される方もいれば、お亡くなりになる方もいて、やりがいと同時に精神的な苦しさを感じることも少なくありませんでした。②
出産を機に退職し第一線から離れたことで、看護師という仕事、働くということを見つめ直すことができました。改めて強く感じたのが、患者さまの回復を支えられる存在でありたいということ。整形外科は治療からリハビリまで、長期を通して患者さまの回復を支えられる診療科だと感じます。子育てと仕事を両立しながら、多職種が連携して診療を行う貴院でめざす看護師像を実現したいと考え、志望しました。④&③&①

〈ここがポイント〉

前職でのポジティブな思い出とつらかった思い出にふれることで、「なぜ整形外科の看護師をめざすことにしたのか」を採用担当者が納得しやすくまとめられています。

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●消化器内科の場合

白衣の医療従事者がタブレットにカルテ入力をしている医療現場のイメージ写真

〈志望動機 例文〉

総合病院で内科看護師として約6年勤務し、診療を通して内科全般のノウハウを身につけるとともに、腹部超音波検査やCT検査、内視鏡検査など検査のサポート業務にも多く携わってきました。検査に不安を抱える患者さまに寄り添うことにやりがいを感じ、内視鏡看護師を目標に励んでおりました。しかし持病の腰痛が悪化し、これをきっかけに働き方や生活の送り方を見直したいと思い、クリニックへの転職を決意しました。②
応募にあたり、貴院のワークライフバランスを重視した勤務体制と、未経験者の教育体制が整っている点に魅力を感じました。③&①
充実した環境で消化器疾患のスペシャリストをめざし、病気の早期発見・早期治療に貢献したいと考えております。④

〈ここがポイント〉

腹部超音波検査などの消化器内科に関連する経験と自身がめざす働き方の変化を組み込めています。独自性のある志望動機として採用担当者の印象に残りやすく、適性の高さを感じてもらえる可能性が高まります。

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●循環器内科の場合

〈志望動機 例文〉

先進的な設備がそろい、勉強会や技術共有の場が整う貴院で、看護師として新たな研鑽を積みたいと考え、応募しました。③&①
以前は皮膚科クリニックに3年間勤務し、保険・自由診療全般に従事する中で、肌のトラブルに悩む患者さまの看護を通して、心情に寄り添う姿勢を磨いてきました。心にゆとりを持って働ける環境ではありましたが、さまざまな診療科で経験を積みたいという思いが強まり、緊急度の高い患者さまを看護することの多い循環器内科の志望に至りました。②
一日も早い循環器内科の知識習得はもちろんのこと、皮膚科クリニック在籍時に培った傾聴力を生かし、患者さまの些細な異変を拾い上げられる看護を追求することで貴院に貢献してまいります。④

〈ここがポイント〉

診療科によって来院する患者の特徴や緊急度は異なるもの。循環器内科の場合、緊急度の高い患者を相手にすることが多く、スピーディーな対応が求められることを理解している必要があります。その点を志望動機の中で言及できれば理解度の高さのアピールにつながります。

●皮膚科の場合

〈志望動機 例文〉

子ども好きが高じて新卒で小児科クリニックに入職。7年がたち、これまでの経験を生かしつつより専門性を追求したいと考え始め、皮膚のトラブルに関心を持ち始めました。①
小児科でも皮膚に関する相談を受けることがあり、治療によって症状が改善し喜ぶ患者さまの姿をたくさん目にしてきました。一方で皮膚のトラブルは見た目にも関わるため、思うように改善せず落ち込む方も少なくありません。保護者のなかには、お子さまを最優先し自身の体調は後回しにしてしまう方もいらっしゃいました。②
専門性が求められる皮膚疾患の診療にも応じる貴院で経験を積み、看護を通じて皮膚トラブルに悩む患者さまを笑顔にできるようなスペシャリストをめざしたいと考えております。③&④

〈ここがポイント〉

現職での経験を通じて、患者の皮膚疾患に対する思い入れ、皮膚トラブルの解決に寄与したいという熱意が伝わる内容となっています。皮膚疾患に特化した看護師をめざす理想像を掲げている点も、採用担当者に良い印象を与えやすいでしょう。

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●脳神経外科の場合

白衣の医療従事者が診療関連書類にペンで記入している医療記録作成のイメージ写真

〈志望動機 例文〉

これまで培った急性期医療での経験を生かし、貴院がめざす「先端医療と地域密着型医療との両立」にお力添えしたく応募しました。③&①
看護実習で経験した急性期医療のダイナミックさに惹かれ、卒業後は基幹病院に入職。脳神経外科で経験を重ね、5年目からはリーダー業務も任されています。緊張感のある現場を通して高度な看護スキルを身につけられたと実感する一方、急性期を経て回復期リハビリ病院に転院する患者さまのサポート業務を通して、急性期病院以外での看護に関心を持ち始めました。②
患者さまにとって日常生活への回復は長い道のりであり、こまやかなケアが不可欠です。引き続き地域最先端の医療に携わりながら、患者さま一人ひとりに向き合う医療に従事していきたいと考えております。④

〈ここがポイント〉

「先端医療と地域密着型医療との両立」という応募先の理念を応募理由に絡めることで、ここで働きたいという意欲の高さをアピールできています。自身がめざす看護師としての在り方でも、この理念の一端にふれている点が、採用担当者の高評価につながりやすいでしょう。

●小児科の場合

〈志望動機 例文〉

幼いころに小児気管支喘息を患い、入退院を繰り返していたことから小児看護師を志し、新卒で入職した総合病院では念願かなって小児科病棟に配属となり、多くの経験を積んできました。充足感のある日々を送っていましたが、娘が私と同様に小児気管支喘息を発症したのをきっかけに、家族のケアと看護師としてのキャリアの両方をかなえる方法を模索し、クリニックへの転職を決意しました。②

貴院では臨床経験が豊富な院長と、育児経験のある看護師の方々が活躍し、定期的に勉強会が催されており、魅力を感じました。③&①
急性期小児医療の看護スキル、そして病児を抱える親の視点を生かして診療に貢献し、お子さまと保護者さまに寄り添う看護の在り方を追求していきたいと考えております。④

〈ここがポイント〉

同じ診療科で病棟からクリニックへの転職を決意した理由を、自身や家族の経験・状況と絡めることで納得感を高めている例です。また、「育児経験のある看護師が活躍」「定期的に勉強会を開催」など、応募先の理解を深めている点が好印象につながりやすいです。

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●耳鼻咽喉科の場合

〈志望動機 例文〉

以前は眼科クリニックに勤務し、外来診療や白内障手術のサポートなどに従事していました。夫の転勤を機に退職し、新天地で看護師として新たなキャリアに挑戦したいと考え、貴院に応募しました。①
子どものころから慢性副鼻腔炎があり、耳鼻咽喉科クリニックにはよくお世話になっていました。幼心に、医師を機敏にサポートしながら患者さまにも温かく応対する看護師さんの姿に尊敬の念を抱いたことを今でも覚えています。耳鼻咽喉科の勤務経験はありませんが、耳鼻咽喉科は眼科と同様に日帰り手術などを行ったり、専門職種と協力し合ったりすることが多く、これまでの経験で貢献できる場面も多いと考えております。②
大学病院レベルの設備が整う貴院で、一日も早く専門スキルを身につけ、貴院に貢献してまいる所存です。③&④

〈ここがポイント〉

経験のない診療科を志望する際、「1からしっかり学びます」という姿勢を示すだけでは、採用担当者には響かない可能性もあります。そのため、自身の過去の経験と志望する診療科での共通点を見つけて、適性の高さをアピールすることが重要です。

●精神科の場合

医療従事者がパソコンを使いながら相談者へ説明を行う医療相談のイメージ写真

〈志望動機 例文〉

内科クリニックに約5年間勤め、かかりつけ医として利用する患者さまの看護にあたってきました。様子の気になる患者さまには診療の合間にお声がけするよう心がけ、時には声かけをきっかけに不安を吐露し、「話を聞いてもらえて良かった」と涙される方もいらっしゃいました。そんな体験を通して精神科領域の看護の経験を積みたいという思いが芽生えました。②
内科診療で培ったノウハウを生かし、体だけでなく精神的な不調にも寄り添える看護師になりたいと思い、応募しました。①
「患者さまファースト」を理念に掲げ、精神科認定看護師など有資格者が在籍する貴院で専門性を磨き、将来的には認定看護師の取得をめざしたいと考えております。③&④

〈ここがポイント〉

精神科を志望した理由を、自身の経験談を交えて説明できています。その上で、応募先の特色にも言及していて、「他の精神科ではなく貴院で働きたい」という熱意が伝わる内容となっています。

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●産婦人科の場合

〈志望動機 例文〉

15年以上にわたり産婦人科の看護師として経験を積み、周産期医療を含め幅広い看護経験を積んできました。私自身、産前産後にお世話になった看護師や助産師の方々のサポートに心を救われた経験があり、産婦人科看護師の仕事には大きなやりがいを感じています。②
ただ、数年前から親の介護が必要となり、働きながら介護に取り組む難しさを痛感しました。それと同時に、やっぱり産婦人科看護師の仕事が好きだということも強く実感し、プライベートと仕事の両立を図れる環境に転身したいと考え、応募しました。①
ベテラン看護師が多数在籍し、母子の健康を第一に考えて出産をサポートする貴院で経験を積み、より良い診療に貢献したいと考えております。③&④

〈ここがポイント〉

ワークライフバランスを重視する姿勢を伝えたい場合、採用担当者が納得しやすい理由に言及し、経験やスキル面で応募先の適性が高いことをアピールすると、採用担当者の理解を得られやすいでしょう。

●心療内科の場合

〈志望動機 例文〉

体の不調にも深く関わる、心の不調に寄り添える看護師をめざしたいとの思いから、貴院を志望しました。①
内科クリニックに約6年勤務し経験を積む中で、看護師としてさらなるキャリアアップを実現したいと考えるようになり、身近に心身症を患う知人がいたことも影響し、心療内科に興味を持ち始めました。現在、独学で心理カウンセラーの資格取得をめざしております。②
内科診療で得た経験を生かしながら心療内科のノウハウを身につけるとともに、充実した教育体制のもとで専門性を磨き、貴院の診療に貢献したいと考えております。③&④

〈ここがポイント〉

自身が心療内科に関心を寄せるきっかけに言及できているだけでなく、「心理カウンセラーの資格取得に取り組んでいる」といった自発的に行っていることを示し、心療内科への本気度をアピールできています。

●美容皮膚科の場合

〈志望動機 例文〉

患者さまの心に寄り添い、美を追求する医療を提供する貴院の方針に惹かれ、応募しました。①
私はかねてから美容が好きで、コンプレックスや悩みを抱える人たちの助けになりたく美容医療の看護師に興味を持っていました。現在勤める医院では、内科疾患に限らずさまざまな症例の経験を積みました。患者さまの状況に応じた対応力が磨かれ、看護師としてやりがいを感じる一方、「患者さまの内面に向き合う看護がしたい」との思いが強くなり転職を決意しました。②
貴院のスタッフブログを拝見し、スタッフさま同士の仲の良さ、切磋琢磨されている姿に魅力を感じた点も、貴院を志望した理由の1つです。これまでに培った対応力を生かしながら、貴院に貢献したいと考えております。③&④

〈ここがポイント〉

内科から美容皮膚科を志望した理由を、自身の昔から抱いていた興味に言及することで説得力を高めています。さらに、スタッフブログを読んだことを志望理由の1つに挙げることで、応募先をしっかり調べていることがアピールできています。

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3 施設別 看護師の志望動機の例文

看護師の志望動機を施設別に紹介する記事をイメージした医療従事者が集まる写真

続いて応募施設別の例文です。基本の型のどの部分に該当しているのかわかるように、文章には前項で挙げた「志望動機で伝えたいポイント」の各ポイントを示す丸数字をつけています。

<志望動機で伝えたいポイント>

①志望した一番の理由
②看護師の仕事に対する熱意やモットー、具体的な臨床経験
③応募先の特色について共感・感銘した点
④入職後の意気込み、将来の展望

また、好印象を得られやすいポイントも〈ここがポイント〉として解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

●クリニックの場合

〈志望動機 例文〉

糖尿病患者さまのQOL向上に寄与する看護を追求したく応募いたしました。①
総合病院の糖尿病内科に約7年間勤務し、病気により生活が制限され、つらい思いをしている患者さまの看護を通じて、重症化を防ぐことへの重要性を強く感じるようになりました。②
糖尿病専門クリニックとして、投薬治療以外に栄養指導教室を開くなど生活改善も含めた総合的な糖尿病診療を実践し、重症化予防に貢献されている貴院に感銘を受け、これまで以上に患者さまやご家族をお支えできる環境に惹かれております。③
現在、フットケアの資格取得をめざしセミナーを受講中です。将来的にはフットケアにも取り組んでいきたいと考えております。④

〈ここがポイント〉

クリニックの特徴や専門領域を把握した上で、自身が経験してきたことや、経験を通じて得た気づきをまとめると、志望理由の具体性が増します。自身がめざしている将来像を書き添えるのも、看護の仕事に対する熱意が伝わりやすくなるポイントの1つです。

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●急性期病院の場合

〈志望動機 例文〉

循環器内科病棟で5年間勤務し、重症心疾患の入院患者さまの看護を経験しました。①
服薬管理や生活指導、集中治療における看護など、専門的な看護に携われることに充実感を覚える一方、急変時には治療を最優先とするあまり、患者さまとご家族への心理的なケアが不十分なケースもあり、看護師としてもどかしさを感じることが少なくありませんでした。②
CCU病棟を有するなど、重症心疾患の治療に尽力されている貴院の、「患者さまとご家族を支える急性期看護の実現」という看護理念に強く共感し、志望いたしました。③
将来的には集中治療の看護経験も積みたいと考えております。専門性を高めながら、心に寄り添う看護を実践するのが目標です。④

〈ここがポイント〉

急性期病院での経験や仕事に対するやりがい、看護師としての目標に言及するだけでなく、「理念との共感」を示すことで、志望度の強さをアピールしています。入職後に挑戦したいことにもふれるのも、意欲の強さをアピールするのに効果的です。

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●地域中核病院の場合

地域中核病院の医療従事者が屋外で並んで立つ医療体制のイメージ写真

〈志望動機 例文〉

病院勤務を通じ、患者さまが心から安心して治療に取り組めるよう、看護師として何ができるかを考えてきました。考えを巡らす中で、深く学びたいと思ったのが「チーム医療」です。④
医療従事者が互いの専門性を生かし、多角的にチーム体制で患者さまを支えることで、治療に対する不安を軽減できるのではないかと思いました。②
この考えに至った際、チーム医療を通じて地域の患者さまに寄り添うことを理念とし、病診連携など地域連携にも力を注ぐ貴院に共感し、志望させていただきました。③&①
これまでの経験を生かすとともに、新たな知見を積み重ねて貴院に貢献したいと考えております。④

〈ここがポイント〉

「看護師としてどうありたいか」といった自身の考えを示すとともに、共感した理念や医療体制にふれることで、「地域中核病院への理解を深めているので、ミスマッチは起こりにくい」とアピールしています。 自身の考えや関心に対して述べる際は、どうして関心を持つようになったのか、思考のプロセスを添えることで、読み手により納得感を与えられます。

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●回復期リハビリテーション病院の場合 

〈志望動機 例文〉

整形外科病棟に7年間勤務し、急性期リハビリテーションに従事しています。看護師としてキャリアアップを図りたいと考え、回復期リハビリテーションを専門とする貴院を志望しました。①
長い期間をかけて行う回復期リハビリテーションは、病気やケガによって損なわれた機能、そして「生活」を回復するにあたって欠かせないものです。回復期リハビリテーションに従事することで、私自身じっくりと腰を据えてリハビリテーション看護を学べるのではないかと思いました。②
多職種連携によるチーム体制でのリハビリテーションを実践されている貴院において、在宅・職場復帰をめざす患者さまとそのご家族を長く支えてまいりたいと考えております。③&④

〈ここがポイント〉

回復期リハビリテーション病院の特徴に着目し、自身の専門性やキャリアアップに対する考え方を示すことで、志望度の高さをアピールしています。 また、「じっくりと腰を据えて」といった表現を用いることで、長く働きたい意思も示しています。

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●慢性期・療養型病院の場合

〈志望動機 例文〉

学生時代、「患者の人生を支える看護師」を夢見て看護の道を志しました。消化器外科病棟に5年間勤務し、がんをはじめとした消化器疾患の患者さまの術前・術後管理から退院支援までを一通り経験しています。やりがいを感じる一方で、「もっと長く患者さまと関わりたい」という思いが芽生え、慢性期病院で働いてみたいと考えるようになりました。②
緩和ケアに力を注がれる貴院が掲げる「患者さまとご家族に寄り添い、心穏やかな生活の実現が使命」という理念に感銘を受け、応募した次第です。③&①
将来的には緩和ケアやがん性疼痛看護などの認定看護師資格を取得し、より専門性の高い看護技術で貴院に貢献できるよう精進してまいります。④

〈ここがポイント〉

慢性期・療養型病院の特徴と自身の希望を絡めることで、志望度の高さをアピールしています。業務に関連した資格取得をめざすといった前向きな姿勢を示すのも、仕事に対する意欲の高さを示すのに効果的です。

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●専門病院の場合

専門病院で医療従事者が患者と接する医療提供のイメージ写真

〈志望動機 例文〉

総合病院に約5年勤め、複数の病棟で看護に従事してまいりました。さまざまな経験を積む中で、特にやりがいを感じたのが小児科での看護です。病気で苦しい思いをするお子さま、お子さまが病気になってしまったことに心を痛めるご家族に寄り添うことの難しさに直面し、看護師として悩むことも少なくありませんでしたが、それが「小児科看護の専門性をより深めたい」との思いを強めるきっかけにもなりました。②
小児科医療のなかでも、先天性疾患の看護について学んでいけたらと考えております。④
「すべての子どもと家族のための医療に尽力する」を方針に掲げる周産期・小児医療の総合施設であり、先天性疾患の診療にも力を注ぐ貴院の取り組みに寄与したく、応募しました。③&①

〈ここがポイント〉

専門領域に対する情報収集や応募施設の特徴をしっかり把握した上で、自身が挑戦したいことをアピールしています。

志望度の強さを示すためにも、「専門性を磨きたい」と一言で終わらせるのではなく、専門性を磨きたいと思った経緯や具体的な専門領域にもふれると良いでしょう。

●健診センターの場合

〈志望動機 例文〉

予防医学に貢献できる看護師をめざしたいと考え、応募しました。①
在籍するクリニックには生活習慣病などの慢性疾患で定期的に受診する人も多く、生活指導などにも携わってきました。一方で飛び込み受診した結果、思わぬ重篤な病気が見つかることも珍しくありませんでした。病気になってから頼れるクリニックがあることも大事ですが、より重視するべきは病気を予防する、あるいはいち早く見つけることだと思います。②
貴センターでは施設内での健診に加えて、出張健診や巡回健診を積極的に実施するなど、健診を通じた疾病予防の実現をめざす取り組みに力を注がれているとお見受けし、共感を覚えました。私も、健康を守る医療に力を尽くしていきたいと考えております。③&④

〈ここがポイント〉

自身が病気の予防を重視するようになった経緯を丁寧に説明することで、検査・予防をメインとする健診センターへの応募理由に説得力をもたらしています。応募先の取り組みに対する理解の深さも好印象につながりやすいです。

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●訪問看護ステーションの場合(訪問看護師)

〈志望動機 例文〉

以前は皮膚科のクリニックに約5年勤務していました。訪問看護の経験はありませんが、貴院の求人情報には「未経験歓迎」とあり、思い切って応募しました。訪問看護に関心を持ったきっかけは、3年ほど前から始まった親の介護です。看護師として基礎知識は持ち合わせているものの、在宅介護の苦労は想像以上に大きく、心が折れてしまいそうになる瞬間も少なからずありました。そんな時、訪問看護で訪れた看護師さんとのやりとりがガス抜きとなり、救われる思いがいたしました。。①&②
ブログ記事を拝読し、スタッフの皆さまが地域医療に携わることにやりがいを感じておられることが伝わってきました。私も看護師、介護者としての経験を生かし、訪問看護のエキスパートをめざしていきたいと考えております。③&④

〈ここがポイント〉

「未経験歓迎」を応募理由の1つに挙げる場合、未経験でも訪問看護に取り組みたいと思った背景に言及しないと、やる気や意欲を疑われる可能性があります。本事例のようにエピソードを用いたり、自身の介護に対する思いや考えを説明したりすることをお勧めします。

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●デイサービス(通所介護)の場合

デイサービスの施設で利用者とスタッフが屋外で交流する通所介護のイメージ写真

〈志望動機 例文〉

在宅医療にも応じる診療所に約8年間勤務し、現在は看護師として働く傍ら、自宅では義母の介護にもあたっています。義母の介護をきっかけにデイサービスを利用するようになり、短い時間でも介護をする人・される人が距離を置くことが良い息抜きになり、お互いリフレッシュできるのだと強く実感しました。②
利用者はもちろんその家族も支えることができる、デイサービスの仕事は素晴らしいと思います。特に貴院はご家族の意見や方針にも十分に耳を傾けた上で、どのようなサポートが必要であるか検討しており、とても魅力的に感じます。看護師として、介護に従事する家族としての経験を生かし、気持ちに寄り添う医療を届けていきたいとの思いから、入職を志望しました。①&③&④

〈ここがポイント〉

自身の介護経験で感じたデイサービスの魅力にふれることで、デイサービスで働きたいと思った理由に説得力をもたらしています。その上で、応募先の介護のスタンスに対する共感が盛り込まれているので、読み手に意欲が伝わりやすいでしょう。

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●デイケア(通所リハビリテーション)の場合

〈志望動機 例文〉

急性期病院の整形外科外来での勤務経験を生かし、リハビリテーションの専門性を深めたいとの思いから、整形外科診療に加えデイケアに応じる貴院を志望しました。③&①
重篤な患者さまの看護を通じて、自由に体を動かすことへの患者さまたちの切実な思いにふれ、回復に寄り添えることにやりがいを感じていました。一方で回復期以降のケアに携わる機会は少なく、いつしか「患者さまとさらに深く関わり合う看護を実践したい」との思いが強くなりました。②
理学療法士、作業療法士などリハビリテーションの専門職の方々と連携しながら、利用者さま一人ひとりの支えとなれるように尽力いたします。スタッフの体制が充実する貴院の環境で知識やスキルを磨き、貴院に貢献できるよう精進してまいります。④

〈ここがポイント〉

仕事の経験で実感した患者に対する思いや看護観を、デイケアで働く動機につなげています。採用担当者の共感を得るためには、実際に働いている人たちの利用者に対する思いと自身の看護観がマッチしていることが重要です。

デイケアのスタッフブログなどで、働いている人たちの声をチェックしてみると良いでしょう。

●特別養護老人ホーム(特養)の場合

特別養護老人ホームで入居者とスタッフがテーブルで過ごす介護現場のイメージ写真

〈志望動機 例文〉

利用者さまの生活と最期の旅立ちに寄り添う看護を追求したいと考え、貴施設に応募しました。①
ホスピス勤務時は、高齢者はもちろん若年層の終末期の患者さまのケアにあたってきました。看取りに携わることは、とても意義の大きい、やりがいのある仕事です。ただ、若い患者さまの看取りはつらいものでもあり、立ち止まりたくなる場面も少なくありませんでした。穏やかに天寿を全うしようとする方の最期のひとときに、前向きな気持ちで寄り添いたい。そんな思いを抱いていた私が、貴施設のホームページで同様の理念を掲げられていたことに感激し、貴施設で働きたいという思いを強くしました。②&③
ホスピス勤務で培った胃ろう管理などの医療ケアのスキルを生かし、看護サービスの充実に貢献したいと考えております。④

〈ここがポイント〉

特養では看取りは避けて通れないです。利用者を最期まで支えることへの思いを盛り込み、特養の役割への理解と意欲が伝わりやすい志望動機にまとめられています。

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●介護老人保健施設(老健)の場合

〈志望動機 例文〉

貴施設が掲げる「利用者の心に寄り添うサービスを提供する」という理念に共感し、志望しました。①
総合病院の地域包括ケア病棟に勤務し、介護士など多職種と連携しながら患者さまに寄り添う業務にやりがいを感じてきました。結婚・出産のため夜勤を含む仕事に従事し続けることが難しくなり、介護老人保健施設への転職を決意しました。さまざまな職種の方と連携しながら利用者さまの生活そのものに深く関われる仕事と理解しており、私にとって魅力的な環境だと思っております。②
毎日カンファレンスを実施するなど、利用者の生活をこまやかに支援する貴施設の姿勢にも大きな魅力を感じます。貴施設のような環境で、利用者さま一人ひとりと向き合う看護を実践し貢献したいと考えております。③&④

〈ここがポイント〉

応募先の理念に共感したことに対して、「患者に寄り添う業務にやりがいを感じていた」と自身の経験を交えることで読み手が納得しやすくなっています。 このように、応募先の理念や経営方針などへの共感を応募理由に挙げる場合、共感した背景を述べることで説得力が増す効果が期待できます。

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●保育園の場合

〈志望動機 例文〉

急性期病棟に約9年間勤務し、現在は1児の子育てをしながら業務に従事しています。ある時、保育園に預けた子どもが体調を崩した際、常駐の看護師さんが親身になって介抱してくださり、親として感謝の気持ちでいっぱいになったのと同時に、同じ看護師として大きな感動を覚えました。仕事と育児の両立に悩んでいたタイミングでもあり、「今までの看護経験を生かして子どもの健康を守りたい」「自分と同じように仕事と子育ての両立を頑張る親御さんにお役に立ちたい」との思いが湧き上がり、貴園の求人募集に応募しました。②&①
40年以上の歴史があり、地域住民の信頼も厚い貴園で、子どもたちの健やかな日々を支え、地域の皆さまの力になれるよう励んでまいりたいと考えております。③&④

〈ここがポイント〉

「なぜ保育園の看護師をめざしたいと思ったのか」を自身の経験をもとにまとめています。その際は「保育園であればどこでもいいのか」と相手に思われないよう、その応募先を志望した理由にも言及することを心がけるのがお勧めです。

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●一般企業の場合(産業看護師)

〈志望動機 例文〉

精神科・心療内科を標榜するクリニックに約8年間勤務しております。オフィス街に位置することからビジネスパーソンの受診が多く、病気を抱えながら働く人の姿に、看護師として何かできることはないのかと歯痒い思いをすることもありました。メンタルヘルスに関する知見を深める中で、産業看護師に興味を持ち始めました。メンタルヘルスを含め、社員の健康管理を担う産業看護師であれば、病気を予防することにも取り組めるのではと思い、応募しました。②&①
社員を大切にする貴社の精神を、医療・看護の立場から体現し、社員の皆さまの心身の健康を支えていきたいと考えております。③&④

〈ここがポイント〉

一般企業の場合、患者への治療補助ではなく、その企業の社員や顧客などを相手にした業務を担うことが多いです。 企業によって業務内容が大きく異なることも珍しくないため、求人情報で業務内容をしっかり理解した上で、自身の経験や看護師としてのモットーと結びつけることを意識すると良いでしょう。

4 ケース別 看護師の志望動機の例文

看護師の志望動機の例文を紹介する場面をイメージした説明シーンの写真

「転職回数が多い」「ブランクがある」といった、応募者側のさまざまな事情をポジティブに伝える志望動機の例を紹介します。基本の型のどの部分に該当しているのかわかるように、文章には前項で挙げた「志望動機で伝えたいポイント」の各ポイントを示す丸数字をつけています。

<志望動機で伝えたいポイント>

①志望した一番の理由
②看護師の仕事に対する熱意やモットー、具体的な臨床経験
③応募先の特色について共感・感銘した点
④入職後の意気込み、将来の展望

また、好印象を得られやすいポイントも〈ここがポイント〉として解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

●新卒の場合

〈志望動機 例文〉

看護実習を通して、患者さま一人ひとりの背景や生活に寄り添いながら支援する看護の重要性を学び、チーム医療の一員として患者さまを支えたいと考え、看護師を志望しました。①
実習では、患者さまの不安に寄り添いながらコミュニケーションを重ねることで信頼関係が生まれることを実感し、「相手の立場に立った看護」を大切にしたいという思いが強まりました。②
貴院は地域医療に力を入れ、多職種連携による包括的な支援を実践されている点に魅力を感じています。患者さまの退院後の生活まで見据えた看護を提供されている点に共感し、ぜひ貴院で学びながら成長したいと考え志望いたしました。③
入職後は先輩方から積極的に学び、基礎的な看護技術と知識を着実に身につけるとともに、将来的には幅広い視点を持って地域に貢献できる看護師をめざしたいと考えています。④

〈ここがポイント〉

新卒の場合は臨床経験が少ないため、「なぜ看護師をめざしたのか」「実習で何を学び、どう成長したのか」を具体的に伝えることが重要です。

また、志望先の理念や特色への共感を盛り込み、将来どのような看護師になりたいかまで示すことで、入職後の姿をイメージしてもらいやすくなります。実習経験や価値観と応募先の特徴を結びつけることで、説得力のある志望動機になります。

●転職回数が多い場合

〈志望動機 例文〉

これまで5つの病院に勤務し、さまざまな診療科の病棟・外来で看護経験を積んできました。在職中は看護に関する幅広い知識やスキルを身につけるのはもちろん、周囲とのより良い関係性づくりにも力を注いできました。②
複数の病院で経験を積んだことで、診療方針や体制づくりの在り方は一様ではないと学びました。これまでの経験を振り返り、看護師としての今後のキャリアを描く中で、私がめざしたいと考えたのが、「地域に根差した看護を実践するジェネラリスト」です。④
〇〇エリアの基幹病院として、長年にわたり幅広い年齢層・疾患の患者さまに医療を提供し、地域医療連携にも尽力されておられる貴院の一員として、患者さまを支え続けたく志望しました。③&①

〈ここがポイント〉

ただ転職歴が多いだけだと「辞め癖があるのでは?」と思われる可能性がありますが、上記のように「複数の病院を勤務してきたからこそ気づいたこと」などを挙げることで、転職回数の多さを強みに変えることもできます。 また、経験から得た気づきと応募先の特徴をからめることで、志望動機の魅力アップにもつなげられます。

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●前職の在職期間が短い場合

医療従事者が聴診器を手に検査準備をする医療業務のイメージ

〈志望動機 例文〉

患者さまやそのご家族と信頼関係を築き、サポートできる看護師をめざしたいと思い、貴院に応募しました。①
急性期病院の外科病棟で看護師として1年間勤務しました。疾患に対して早期かつ適切に治療を行うことが、早期回復において不可欠であると実感する一方で、多くの患者さまの看護に携わる中で、看護師として患者さまやご家族に「どのように」寄り添っていきたいかを見つめ直す機会が増え、「深く、長く関わる看護がしたい」との思いが芽生えました。②
地域密着の療養型病院として長い歴史があり、「患者さま一人ひとりの人生を支える医療の提供」を理念に掲げる貴院で、心身のサポートはもちろん治療後の人生を見通した看護で貢献したいと考えております。③&④

〈ここがポイント〉

たとえ前職の在職期間が短かったとしても、何かしらの経験は積めます。在職中に得た知識や気づきなどを分析し「めざしたい看護観」としてまとめることで、「しっかりと考えながら仕事ができる人」として評価してもらえるでしょう。応募先の施設の理念に絡めれば、さらに魅力的な志望動機になります。

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●ブランクがある場合

〈志望動機 例文〉

前職では呼吸器内科病棟で8年間勤務していました。産休・育児を理由にいったん現場を離れましたが、それが一段落しましたので、長く働ける環境で心機一転、看護師のキャリアを再スタートしたいと考えております。②
貴院は復職者向けの研修や院内勉強会、資格取得支援といったサポート体制が充実しており、長く勤めながら自らの看護力を継続して高められると感じ、志望しました。子育て経験者の先輩方が多いことにも魅力を感じます。③&①
また、自身の子育て経験を呼吸器疾患に悩むお子さまやそのご家族のサポートに生かすなど、貴院のチームの一員として質の高い看護の提供に貢献していきたいと思います。④

〈ここがポイント〉

育児や介護でいったん現場を離れ、一段落したタイミングで復帰する人は少なくありません。ブランクがある場合、復帰を決意した理由や「今後も長く働きたい」という意欲が採用担当者にはチェックされやすいので、しっかりと盛り込むと良いでしょう。

また、例文のように、ブランク期間の経験を業務に生かしたい前向きな姿勢は好印象を与えられます。さらに、看護師のサポート体制にもふれるなど、しっかりと情報収集しているのが伝われば、入職に対する熱意をくみ取ってもらえます。

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●未経験分野への応募の場合

〈志望動機 例文〉

総合病院の循環器内科の看護師を8年間勤め、急変時の対応などの経験も多く積んでまいりました。 幅広い年齢層の患者さまの看護にあたる中で、特に多かったのが高齢の方の応対です。療養型病院に転院される患者さまも多く、それを見送る立場として「療養型病院での診療経験を積みたい」と考えるようになりました。②
新たなキャリアを模索する中で、貴院が掲げる「和をもって患者さまとご家族のために尽くす」という看護理念に強く共感し、応募した次第です。③&①
療養病棟の勤務経験はありませんが、急性期医療の現場で培った臨機応変な対応力とコミュニケーション力を強みに、一日も早く療養看護のスキルを身につけ、長く貴院に貢献してまいりたいと存じます。④

〈ここがポイント〉

未経験ながら応募に至った背景を順序立てて示すことで、「意欲が高く成長が期待できる」という印象を与えています。自身の強みを応募先でどのように発揮できるかを示しているのも、好印象を与えるのに効果的です。

5 看護師の志望動機を書く前に覚えておきたいこと

志望動機や転職理由を整理するためのワークのイメージ写真

ここからは、志望動機を書く際の基本事項を紹介します。志望動機は「応募先ならでは」の内容が大前提です。次の2つの例文を読んでみてください。

  •  患者さんの健康を支えたいので貴院を志望しました
  •  「地域に根差したクリニックとして、近隣住民の皆さんの健康を支え続けたい」という院長の理念に共感したので志望しました

この2つの文章の場合、前者はどの応募先にも当てはまる内容ですが、後者は応募先の理念に言及し「応募先ならでは」の内容となっています。

前者のようなあたりさわりのない内容では採用担当者に伝わらないばかりか、「使い回しをしているのでは」と思われる可能性もあります。応募先の特色を志望動機に盛り込むことが熱意が伝わりやすくなるポイントです。

また、インターネットで検索すれば、この記事のような志望動機の例文が他にもたくさん見つかります。参考にする際は、そのまま転用するのではなく応募先に合う形に整えるようにしましょう。

とはいえ、せっかく志望動機を書いても、正しく伝わらないと意味がありません。そこで「読みやすい文章を書くためのポイント」も押さえておきましょう。

志望動機は、200〜300文字程度でまとめるのがお勧めです。これくらいの簡潔さであれば、面接で志望動機を聞かれたときも伝えやすくなります。さらに、起承転結も意識すると、さらに読みやすい内容に仕上がるでしょう。

なお、文面を完成させるまでに何度も修正が発生します。履歴書を手書きする場合、ノートやスマホのメモ機能を使って下書きし、完成した文面を履歴書に書き写すと効率的です。

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6 看護師の志望動機を書くための準備

看護師の志望動機を書く前に、スマートフォンとノートを使って情報整理をする準備のイメージ写真

看護師の志望動機を書くための準備として以下の2つを押さえておきましょう。

  • 事前にチェックしておきたいポイント
  •  看護師の転職条件で注目される内容

1つずつ解説します。

●事前にチェックしておきたいポイント

意欲の伝わる志望動機を書くには、そもそも応募先がどういうクリニック・病院なのかをしっかりと理解できていないと始まりません。そこで、応募先に関する情報収集を積極的に行うことをお勧めします。

応募先の求人やウェブサイトをチェックするのが基本となりますが、クリニックや病院の資料を請求するのも有効です。

また、ウェブサイトでは載っていない、資料のみの情報が得られることもあります。その内容を志望動機で言及すれば、「うちのことを深く理解してくれている」と採用担当者の好印象が期待できる可能性があります。

また、情報収集の方法として、職場見学やインターンシップ参加もお勧めです。職場の雰囲気や業務の流れを直接確認できるので、入職前に働き方を思い描きやすく、自分に合っているかどうか見極められます。

最近では看護職専門の転職合同説明会なども増えていて、採用に力を入れているクリニックや病院と新たに出会えることもあります。このような説明会でも、採用担当者や働いているスタッフから直接話を聞けるので、積極的に参加してみましょう。

情報収集でチェックしておきたい内容を以下にまとめましたので、参考にしてみてください。

事前にチェックしておきたいポイント

  •  施設の基本情報(病床数、患者数、提供する医療技術、医療機器の特徴など)
  •  院長の理念、診療方針
  • 第三者評価の状況(国際標準化機構(ISO)や日本医療機能評価機構の評価、プライバシーマークの取得など)
  • 看護部の方針と看護体制
  • 採用後の教育制度
  • スキルおよびキャリアアップ支援体制

など

これらのポイントを事前に確認しておくことで、表面的な情報にとどまらない、説得力のある志望動機を作成しやすくなります。

志望動機は単なる形式的な文章ではなく、応募先との相互理解を深めるための重要な機会です。十分な準備を行い、自分らしい言葉で思いを伝えましょう。

・看護師の転職条件で注目される内容

看護師の転職活動では、「自分に合う職場かどうか」を判断するために、複数の条件が存在します。特に多くの看護師が注目しているのは給与や待遇、休暇制度などの働き方に直結する項目です。

また、求人票に書かれている情報だけでなく、人間関係や職場の雰囲気など実際に働く環境も重要視されています。

ここでは、看護師の転職条件で注目される内容について以下の2つを解説します。

  •  勤務先の条件面で知りたい内容
  •  勤務先の条件面以外で知りたい内容

それぞれ解説します。

・勤務先の条件面で知りたい内容

看護師が転職先を選ぶ際、条件面で最も知りたい内容として挙げられるのが「給与額・給与条件」です。多くの看護師が最優先で確認しており、待遇や福利厚生、休日・休暇制度も重要な判断材料として注目されています。

給与は生活設計や将来のライフプランに直結するため、転職先を検討する上で欠かせない情報です。

具体的には、基本給だけでなく賞与や昇給制度、福利厚生の内容、有給休暇の取得状況などもチェックしている人が多いです。また、業務内容や勤務形態に関する情報も条件面として意識している人もいます。

看護師の志望動機を書く際には、これらの条件の中から自分が重視した理由を整理するとよいでしょう。

たとえば、一般病院を志望する人は給与や待遇を重視する傾向にあり、勤務先の特性によって注目ポイントが変わることもあります。条件面を理解した上で「なぜこの職場なのか」を明確にすることが、志望動機の説得力を高めるポイントです。

出典:JOBSマガジン「看護師599人の転職実態|理由・ギャップ・情報収集の傾向とは?」

・勤務先の条件面以外で知りたい内容

給与などの条件面に加えて、多くの看護師が重視しているのが「スタッフ同士の人間関係」です。実際に働き始めてから感じるギャップとして、人間関係に関する問題が多いこともあり、転職前から気になる項目として注目されています。

また、スタッフに関する情報や職場の雰囲気など、「誰と働くか」に関わる要素も重要視される傾向にあります。

こうした情報は求人票から読み取りにくいため、公式ホームページや第三者の意見、紹介会社などを活用して確認するのがお勧めです。志望動機では、単に条件が良いから応募したと書くよりも、「職場の環境やチームワークに魅力を感じた」といった視点を盛り込むと、より具体性が増します。

看護師の志望動機では、条件面と条件面以外のバランスが重要です。人間関係・スキルを生かせる環境・設備など、自分の価値観を明確にすることが、読み手に伝わる志望動機につながるでしょう。

出典:JOBSマガジン「看護師599人の転職実態|理由・ギャップ・情報収集の傾向とは?」

●看護師の志望動機を書くときのポイント

看護師の志望動機を書く際のポイントを示すスーツ姿の人物が書類を示すイメージ写真

看護師の志望動機では、「なぜその職場を選んだのか」と「どのように貢献できるのか」を具体的に伝えることが重要です。単なる希望や抽象的な表現だけではなく、自分の経験や考えと志望先の特徴を結び付けることで説得力が生まれます。

ここでは、以下の看護師の志望動機を書くときのポイントについて解説します。

  •  例文をそのまま使わず、自分の言葉に書き換える
  •  志望先の情報を調べる
  • 意欲や前向きな姿勢が伝わる内容にする
  • 長く働けることをアピールする
  • 条件面の良さだけを理由にしない
  • 文字数は200〜300字を目安にまとめる
  • 口頭で説明できる内容にしておく
  • ポジティブな表現を心がける

1つずつ見ていきましょう。

・例文をそのまま使わず、自分の言葉に書き換える

志望動機の例文は参考になりますが、そのまま使用すると個性が伝わりにくくなります。採用担当者は多くの応募書類を見ているため、似た表現が続くと印象に残りにくくなってしまいます。大切なのは、自分の経験や価値観を反映させた内容にすることです。

たとえば、これまでの看護経験や学んだこと、転職を考えたきっかけなどを整理し、それを志望先の特徴と結び付けて書くことで、オリジナル性が高まります。

例文は構成や言い回しの参考程度に留め、自分の言葉で説明する意識を持つと、看護師の志望動機として自然な文章に仕上がるでしょう。

・志望先の情報を調べる

志望動機を書く前には、応募先の理念や診療方針、特徴などをしっかり調べることが欠かせません。施設の強みや力を入れている分野を理解していないと、どの職場にも当てはまるような内容になりやすく、説得力が弱くなります。

ホームページや採用情報を確認し、求められる看護観や取り組みを把握すると、自分の経験と関連付けやすいでしょう。「なぜこの病院なのか」「どの点に魅力を感じたのか」を明確にすると、具体性のある志望動機になります。

・意欲や前向きな姿勢が伝わる内容にする

履歴書で意欲や前向きな姿勢をアピールする医療スタッフのイメージ

志望動機では、これまでの経験だけでなく、入職後にどのように成長したいかを示すことが重要です。採用担当者は、長期的に活躍できる人材かどうかを確認しているため、学ぶ姿勢や向上心が感じられる内容が評価されやすいです。

たとえば、新しい分野への挑戦理由や、これまでの経験をどう生かしたいかを具体的に書くと、前向きな姿勢が伝わります。単に「勉強したい」と書くだけではなく、なぜその環境で学びたいのかを示すことで、志望理由がより明確になるでしょう。

・長く働けることをアピールする

採用側は、できるだけ長く勤務してくれる人材を求めています。そのため、志望動機では長期的に働きたい理由やキャリアプランを伝えることがポイントです。将来的な目標やスキルアップの方向性を示すことで、安定した勤務意欲が伝わります。

たとえば、専門性を深めたい分野や、志望先で経験したい看護内容などを具体的に説明すると良いでしょう。

また、ライフスタイルや働き方への考え方を含めることで、現実的な働き方をイメージしていることも伝わります。継続して働く意欲が見えると、採用担当者に安心感を与えられます。

・条件面の良さだけを理由にしない

給与や休日などの条件は重要な要素ですが、それだけを志望理由にすると評価が下がる可能性があります。採用担当者は、職場への理解や看護観との相性を重視しているため、条件面のみを強調する内容は避けた方が良いでしょう。

たとえば、「給与が良いから応募した」という表現ではなく、施設の特徴や理念に共感した点とあわせて説明することが大切です。条件面はあくまで補足的な理由として扱い、仕事への興味や成長意欲などを中心に構成すると、看護師の志望動機としてバランスの取れた内容になります。

・文字数は200〜300字を目安にまとめる

志望動機の文字数を200〜300字にまとめることを示す書類提示のイメージ写真

履歴書の志望動機欄はスペースが限られているため、簡潔に要点をまとめることが求められます。一般的には200〜300文字程度を目安に、伝えたい内容を整理すると読みやすい文章になります。

長すぎる文章は要点が伝わりにくく、短すぎると熱意が伝わらない場合があります。結論から書き始め、その理由や具体例を補足する構成にすると、限られた文字数でも内容を明確に示せるでしょう。

・口頭で説明できる内容にしておく

文章として整えるだけでなく、自分の言葉で説明できる内容にしておくことが重要です。なぜなら、履歴書に書いた志望動機は、面接で詳しく質問される可能性があるからです。

無理に難しい表現を使うと、面接で説明が曖昧になりかねません。自分の経験や考えをもとに自然な言葉でまとめることで、話す際にも一貫性が生まれます。書類と面接の内容にズレがないように準備すると、信頼性の高い志望動機になります。

・ポジティブな表現を心がける

志望動機では前向きな表現を意識することが大切です。たとえ転職理由に不満や課題があったとしても、そのまま否定的に書くのではなく、今後の成長につなげたいという視点で表現すると印象が良くなります。

たとえば、「人間関係が悪かったから辞めたい」と書くよりも、「チーム医療を大切にする環境で成長したい」と言い換えることで、前向きな姿勢が伝わります。応募先への期待や学びたい意欲を中心に構成すると、読み手に好印象を与えやすくなるでしょう。

 

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●看護師の志望動機のNG内容

看護師の志望動機で避けるべきNG内容を示すイメージ写真

看護師の志望動機では、採用担当者にマイナスの印象を与える内容を避けることが重要です。志望動機は応募者の価値観や仕事への姿勢を判断する材料になるため、理由の伝え方によって評価が大きく変わる場合があります。

看護師の志望動機のNG内容は以下の4つです。

  • 通勤のしやすさや場所の良さを理由にする内容
  •  給与や福利厚生など条件面を重視している内容
  •  受け身の印象を与える内容
  •  うその内容

1つずつ解説します。

・通勤のしやすさや場所の良さを理由にする内容

通勤距離の近さや立地の良さは職場選びの要素の1つですが、それだけを志望理由として書くのは避けたほうが良いです。採用担当者は、看護師としての成長意欲や施設への関心を知りたいと考えているため、「家から近い」「アクセスが便利」などの理由だけでは仕事への意欲が伝わりにくいです。

もちろん、通勤のしやすさは長く働く上で重要な要素ではありますが、志望動機では補足的な理由として扱うことが望ましいです。

たとえば、施設の理念や診療方針に共感した点など、仕事そのものへの興味と組み合わせて説明すると、より納得感のある内容になります。志望先ならではの魅力に触れることが大切です。

・給与や福利厚生など条件面を重視している内容

給与や福利厚生は転職先を選ぶ際に多くの看護師が重視する項目ですが、それだけを志望動機の中心にすると評価が下がる可能性があります。条件面ばかりを強調すると、「待遇が良ければどこでも良いのでは」と受け取られることがあるためです。

志望動機では、仕事内容や看護観、施設の特徴などに興味を持った理由を軸にすることが求められます。待遇面に触れる場合も、働きやすい環境が長期的な成長につながるというように、仕事への姿勢と結び付けて説明するとよいでしょう。

・受け身の印象を与える内容

「勉強させてもらいたい」「教えてもらいたい」といった表現だけでは、受け身の姿勢に見える場合があります。採用担当者は、主体的に学びながら組織に貢献できる人材かどうかを見ています。

そのため、自分が何を学びたいかだけでなく、どのように役立てたいかまで伝えることが重要です。

たとえば、「新しい分野を学びたい」という場合でも、これまでの経験を生かしながら成長していきたい姿勢を示すことで、前向きな印象になります。主体性が感じられる内容にすると、意欲や責任感が伝わりやすいです。

・うその内容

志望動機に事実と異なる内容を書くことは避けなければなりません。面接では履歴書の内容をもとに質問されることが多く、実際の経験とかけ離れた内容を書くと説明に矛盾が生じる可能性があります。

また、採用後に発覚すると信頼関係に影響を与える恐れがあります。

自分をよく見せたい気持ちから誇張した表現をすることもありますが、等身大の経験を具体的に伝える方が評価されやすいです。

実際に経験したことや感じたことを整理し、無理のない言葉でまとめることが大切です。誠実な姿勢が伝わる志望動機を心がけることが求められます。

●看護師の志望動機が書けない場合

医療現場で働くスタッフが職場の悩みに向き合っている様子

看護師の志望動機がうまく書けないと感じる人は少なくありません。理由が思いつかない場合は、無理に文章を作ろうとするよりも、転職理由やこれまでの経験を整理することが大切です。 看護師の志望動機が書けない場合は以下の2つを参考にしましょう。

  • 自己分析をする
  • 自身の経験と志望先の特徴を結び付ける

それぞれ解説します。

・自己分析をする

志望動機が書けないときは、自己分析を行うことが重要です。これまでの看護経験や得意な業務、やりがいを感じた場面などを振り返ることで、自分が大切にしている看護観が見えてきます。

また、転職を考えた理由を整理することもポイントです。現職で感じた課題や今後めざしたい働き方を言語化すると、志望理由につながるヒントが見つかります。

・自身の経験と志望先の特徴を結び付ける

自己分析で整理した内容を、志望先の特徴と結び付けることが志望動機作成のポイントです。志望理由が思いつかない場合でも、施設の理念や診療内容、取り組みなどを確認すると、自分の経験と重なる部分が見つかることがあります。

これまで経験してきた診療科や看護スタイルと、志望先の特徴に共通点があれば、それを具体的に説明すると志望理由が明確になります。

「なぜこの職場なのか」という視点を持つことで、単なる希望ではなく根拠のある志望動機になるでしょう。自分の経験を軸に考えると、自然で説得力のある内容を作りやすくなります。

●看護師の志望動機で避けた方がいいフレーズ

志望動機で意欲や前向きな姿勢を伝えることを示す書類確認のイメージ写真

 

看護師の志望動機では、内容だけでなく使う言葉選びも重要です。ありきたりな表現や誤解を招く言い回しは、意欲や個性が伝わりにくくなる原因になります。

看護師の志望動機で避けた方がいいフレーズは以下の3点です。

  •  定型的な例文やありがちな言い回しを使わない
  •  否定的な出来事や話題を持ち出さない
  • 受け身に受け取られる「学びたい」という表現は避ける

順番に解説します。

・定型的な例文やありがちな言い回しを使わない

志望動機では、どの職場にも当てはまるような一般的な表現だけでは印象に残りにくくなります。理念に共感したという表現だけでは具体性が不足しやすく、応募先への理解が浅いと受け取られる可能性があります。

採用担当者は、その施設ならではの志望理由を知りたいと考えているため、例文を参考にする場合でも、自分の経験や考えを反映させて書き換えることが重要です。

なぜその施設に興味を持ったのか、どの点に魅力を感じたのかを具体的に説明すると、オリジナル性のある志望動機になります。自分自身の言葉で表現することが、差別化につながるでしょう。

・否定的な出来事や話題を持ち出さない

前職への不満や人間関係のトラブルなど、否定的な内容をそのまま志望動機に書くことは避けたほうが良いです。ネガティブな表現が強いと、職場への適応力や協調性に不安を持たれる可能性があるためです。

転職理由に課題があった場合でも、それを前向きな目的に言い換えることが大切です。現職での経験を通じて新しい環境で成長したいと考えたなど、将来への意欲を中心にまとめると印象が変わります。

・受け身に受け取られる「学びたい」という表現は避ける

「学びたい」「経験を積ませてほしい」といった表現だけでは、受け身の姿勢に見えることがあります。採用側は教育を受けるだけの人材ではなく、主体的に行動しながら職場に貢献できる人材を求めています。

そのため、学びたい気持ちを伝える場合でも、自分がどのように役立ちたいのかまで示すことが大切です。

これまでの経験を生かしながら新しい知識を習得し、患者ケアに還元したいなどといった表現にすると、主体性が伝わります。志望動機では、成長意欲と貢献意識の両方を示すことで、より前向きな印象を与えられるでしょう。

●看護師志望者が面接で志望動機を話すときの注意点

医療スタッフが履歴書の志望動機作成ポイントを示しているイメージ

面接で志望動機を伝える際は、内容だけでなく話し方や態度も評価の対象になります。履歴書に書いた内容をそのまま読むのではなく、自分の言葉で分かりやすく説明することが大切です。

看護師志望者が面接で志望動機を話すときの注意点は以下の4つです。

  •  落ち着いた態度や適切な表情を意識する
  • 質問に対して的確に受け答えできているか確認する
  • 履歴書に記載した志望動機と内容を一致させる
  • 結論→理由→展望の順に話す

それぞれ見ていきましょう。

・落ち着いた態度や適切な表情を意識する

面接では、話す内容だけでなく態度や表情も評価のポイントになります。緊張するのは自然なことですが、落ち着いて話そうとする姿勢が大切です。視線を合わせて話したり相手の話をしっかり聞いたりする姿勢を意識すると、誠実な印象につながります。

また、無表情になりすぎたり逆に過度に緊張して早口になったりすると、伝えたい内容が十分に届かない場合があります。適度な笑顔やうなずきを意識しながら、丁寧に話すことが重要です。

・質問に対して的確に受け答えできているか確認する

面接では、質問の意図を理解した上で回答することが求められます。志望動機を聞かれた場合でも、質問と関係のない内容を長く話すと、伝えたいポイントがぼやけてしまいます。まずは質問をしっかり聞き、求められている内容に沿って答えることが大切です。

質問の意味が分かりにくい場合は確認してから回答しても問題ありません。焦って答えるよりも、内容を整理してから話した方が伝わりやすくなります。簡潔に要点をまとめることを意識すると、面接官にも理解されやすいです。

・履歴書に記載した志望動機と内容を一致させる

面接では履歴書に書いた志望動機をもとに質問が行われることが多いため、内容に一貫性を持たせることが重要です。履歴書と面接で説明が異なると、準備不足や信頼性への不安につながる可能性があります。

そのため、事前に自分が書いた志望動機を読み返し、どのような背景でその考えに至ったのかを整理しておくと安心です。また、文章として書いた内容を口頭で説明できるように練習しておくことで、自然な受け答えができるようになります。

一貫した説明ができると、志望度の高さも伝わりやすくなります。

・結論→理由→展望の順に話す

志望動機を分かりやすく伝えるためには、話す順序を意識することが大切です。最初に結論として志望理由を簡潔に伝え、その後に理由や具体的な経験を説明し、最後に今後の目標や展望を話す構成が理解されやすいです。

結論から話すことで、面接官は内容を把握しやすくなります。また、理由や具体例を補足することで説得力が増し、将来のビジョンを示すことで意欲も伝わります。話が長くなりすぎないよう、要点を意識して構成を整えることが重要です。

7 まとめ

医療スタッフと事務スタッフが転職活動や応募準備をサポートするイメージ

この記事では、看護師の履歴書における志望動機の書き方について解説しました。看護師の志望動機は、単に働きたい気持ちを伝えるだけでなく、これまでの経験や価値観を志望先の特徴と結び付けて伝えることが重要です。

診療科目や施設ごとに求められる役割を理解し、自分がどのように貢献できるのかを具体的に示すことで、説得力のある志望動機になります。

この記事を参考に、例文を土台としながら自分の言葉で志望動機を整理し、納得感のある内容に仕上げていきましょう。

●監修者からのアドバイス


檜山  寛雅

株式会社ギミック キャリアアドバイザー

「志望動機は『応募先ならでは』の内容にすることが大切です。志望動機は面接を受ける医療機関に対しての働きたい気持ちや本気度を伝える重要なアピールポイント。そのため採用担当者は、応募者がどれだけ職場を理解しているかを重視しています。求人情報やホームページなどで理念や特色を確認し、自分の経験や強みと結びつけて書きましょう。また、ネガティブな要素はポジティブに言い換え、簡潔で読みやすい文章を心がけることで、より好印象につながります」

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こちらの記事の執筆者
伊藤 成美

ライター

愛知県生まれ。医療メディアのライターとして、医師・歯科医師などの医療従事者や行政首長などのインタビューを経験する。2020年独立。医療、人材、まちづくり、ローカルニュース、伝統文化など多岐にわたる分野のメディアで記事を手がける。ライターとして活躍する一方、生涯学習の講座企画・運営にも携わる。

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こちらの記事の監修
檜山 寛雅

株式会社ギミック キャリアアドバイザー 

株式会社ギミックの転職エージェントサービス「ドクターズ・ファイルエージェント」のキャリアアドバイザーとして、医療従事者の転職・採用支援を担当。これまで500名以上の求職者と接点を持ち数多くの転職支援を実現。リクルーティングアドバイザーの経験もあり、医療機関・求職者の双方に造詣が深い。支援の際は、お互いが将来何をめざした上で、今どのような選択をするべきか、目線合わせをしながら一緒にキャリアを並走することを大切にしている。

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