小出 大至 院長の独自取材記事
小出歯科医院
(堺市南区/光明池駅)
最終更新日:2026/09/10
大阪府堺市南区で、40年以上にわたり地域住民の歯の健康を守り続けてきた「小出歯科医院」。現在は3代目の小出大至院長が、虫歯や歯周病治療、小児歯科をはじめ、マウスピース型装置を用いた矯正、インプラント治療、親知らずの抜歯など、幅広い診療に取り組んでいる。口腔外科を専門にさまざまな手術を経験してきた小出院長は、その経験を生かし、他院でインプラントが難しいとされた患者の相談に応じるほか、歯科医院から依頼を受けて手術に出向くこともあるという。そんな小出院長に、同院の診療への思いや特徴を聞いた。
(取材日2026年8月10日)
地元住民の歯を守り続ける3代目院長の志
堺市で40年以上の歴史を持つ歯科医院だそうですね。

もともとは祖父が戦前に疎開先の四国で開業したのが始まりです。何回か移転して40年ほど前に堺市に落ち着き、2015年に僕が3代目として継承しました。院長になって10年がたちましたが、自分が子どもの頃から見知った患者さんもたくさんいらっしゃいます。さまざまな年齢層の方の歯の悩みを解決するため、虫歯や歯周病、小児歯科などの一般的な診療から、セラミックやジルコニアの修復治療、インプラント治療、小児矯正、マウスピース型装置を用いた矯正、ホワイトニングにも対応しています。オペ室もあるため、親知らずや歯肉や顎の骨に埋まっている埋伏歯の抜歯などの口腔外科治療も受けていただけます。キッズルームも完備しているので、親子で通っていただく患者さんも多いですよ。
診療方針を教えてください。
親しみやすい地域に根づいた歯科医院でありたいと考えています。まずは地域の患者さんが困っていることや、今必要としていることに寄り添い、一人ひとりが望む治療を提供する、地域密着型の診療を大切にしています。一方で、インプラントをはじめとする新しい治療にも取り組んでいるので、ホームページなどで調べて来院される患者さんもいらっしゃいます。患者さんのご希望や症状に合わせて、できる限り新しい治療や技術をご提案しますが、保険診療と自費診療で、治療の質や向き合う姿勢に差をつけることはありません。どの患者さんに対しても、一人ひとりの話をきちんと聞き、その方にとってより良い治療を考え、できる限り丁寧に診療する。それが当院の基本的なスタンスです。
先生は幼い頃から歯科医師を志されていたのでしょうか?

いいえ、高校生の頃は社会科の先生になりたかったんです。祖父も父も叔父も歯科医師で、幼い頃から最も身近な職業だったのは確かです。でも当然のように同じ道に進むのは嫌だったんですね。ちょっと反抗したいという気持ちもありました。でも高校2年生くらいの時に、小学生の頃に自分が書いた手紙が届きまして。すっかり忘れていたのですが、小学校のタイムカプセル的な行事で未来の自分に手紙を書いていたんです。その手紙に「将来はお父さんみたいな歯医者になっていると思います」と書いてあったんですよ。過去の自分の言葉で、あらためて歯科医師という道も選択肢なのだと気づかされ、それを機に朝日大学歯学部のオープンキャンパスに行きました。
大学在学中に口腔外科の道へ進まれたのですね。
はい、朝日大学歯学部で学ぶ中でインプラントに興味を持ち、大阪歯科大学附属病院で5年間さまざまな経験を積みました。インプラント治療は外科手術が必要なため、口腔外科診療の実績が欠かせません。口腔外科で、全身麻酔を必要とする良性腫瘍の手術をはじめ、蓄膿症の手術やがんを取り除いた後の移植など、さまざまな手術を経験してきたことは、現在の診療にも大きく生きていると感じています。その後はインプラント治療に力を入れる京都の歯科医院で研鑽を積み、三条河原町デンタルクリニックの院長を務めました。
インプラント治療で一本でも多く健康な歯を守りたい
インプラントの実績を積もうと思ったきっかけは何でしょうか?

インプラント治療に取り組もうと思ったのは、入れ歯を入れていた家族が歯の管理にとても苦労しており、それが大きなきっかけになりました。口腔内の健康を保つためには、義歯も自分の歯も、一緒に長く使い続けられるような措置が理想です。ただ入れ歯だとそれが難しいケースが多いんですね。ですがインプラントであれば、天然歯に近い噛み心地や自然な見た目が期待できます。メンテナンス次第ではありますが、高齢になっても少ない負担で使い続けられれば、入れ歯で悩む人を助ける手段になると考え、インプラント治療の技術を研鑽してきました。
インプラント治療のメリットについて詳しく教えてください。
人工歯根を顎の骨に埋めて義歯をかぶせるインプラント治療は、自分の歯のような自然な噛み心地が期待できる点が特徴です。上部構造は人工歯のため、その部分が虫歯になることはありませんし、お手入れ次第ではありますが、治療後の長期的な残存率も、入れ歯やブリッジより高いことが望めるといわれています。せっかく治療をしてもすぐに装置の寿命がきてしまっては患者さんにとって大きな負担ですからね。また、人工歯根で自立しているため、両隣の歯や噛み合わせの歯に負担をかけることもありません。残った歯を健康的に維持する上でも、インプラントには大きなメリットがあると考えます。
こちらのクリニックのインプラント治療の特徴は?

骨の量が足りない場合、インプラント治療を断られるケースがありますが、当院ではサイナスリフトやソケットリフトによる骨造成や、顎骨が不足している部分に自分の骨を移植する骨移植を行っています。そのため、他院でインプラント治療を断られたケースでも当院では対応可能な場合があります。このほか、ほかの歯科医院から「この症例をお願いしたい」と依頼され、インプラント手術のために出張することもあります。患者さんだけでなく、同業の歯科医師からも専門性を評価していただいていると思うと、これまで研鑽を重ねてきたかいがありました。
インプラント治療に興味はあるけれど「怖い」と思う方は多いようです。
インプラント治療は外科手術が必要ですが、当院では患者さんの負担をできるだけ軽減することを重視しながら治療を行っています。痛みについては鎮痛剤を処方しますし、多くの場合、翌日から日常生活に復帰していただけます。注意点としては、通常の歯と同じように歯周病のリスクがあることですね。また、術後の顎の骨や歯根の状態によって治療期間も変わります。さらに治療後も健康維持のために定期的な口内チェックが必要です。インプラントは顎の骨の成長が完了していれば、治療が可能です。大まかな目安としては、女性なら16歳以上、男性なら18歳以上。また、糖尿病や高血圧症の方でも、ご高齢の方でも、主治医の許可がもらえれば基本的に治療はできます。まずは気軽にお問い合わせください。
自分の人生を大切にしてほしい
矯正も行っているそうですね。

矯正は、矯正歯科医師である僕の妹が毎月第2水曜に診療しています。小児矯正では、咬合誘導や床矯正、ワイヤー矯正を主に行っています。10代後半からはマウスピース型装置を用いた矯正も可能です。ワイヤー矯正に比べて、痛みやお口の中の違和感も少なく、歯磨きや食事の時は外すことができます。通院期間も短いので、お仕事や家事で忙しい方にもお勧めです。
ほかにも注力している治療を教えてください。
セラミックの修復治療ですね。口腔内スキャナーを用いて精密なデータを取得し、それを先進設備を備えた歯科技工所へ送って修復物を作製してもらいます。精密な修復物を作製することで、患者さんにとって満足度の高い治療につなげていけると考えています。あとはホワイトニングにも力を入れており、ご自宅で行うホームホワイトニングと歯科医院で行うオフィスホワイトニングの両方に対応。患者さんの希望やライフスタイルに合わせてご提案しています。
最後に、読者へのメッセージをお願いします。

これまで歯科医師として、自分がめざす医療のかたちを追求してきました。その中で今、何より大切だと感じているのは、患者さんが自分らしく充実した毎日を送れることです。歯のことで悩んだり、不安を抱えたりする時間は、できるだけ少ないほうがいいですよね。だからこそ、お口の健康管理は僕たちにお任せいただき、ご家族との時間や趣味、仕事など、ご自身にとって本当に大切なことに時間を使っていただきたいと思っています。患者さんが歯を気にすることなく毎日を過ごせるよう支えていくこと。それが歯科医師としての僕の役割だと考えています。
自由診療費用の目安
自由診療とはインプラント治療/15万円、サイナスリフト/20万円、ソケットリフト/10万円、骨移植/10万円、マウスピース型装置を用いた矯正/20万円、咬合誘導/10万円~、床矯正/17万円~、小児のワイヤー矯正/30万円~、セラミックを用いた修復治療/8万円~、ジルコニアを用いた修復治療/8万円~、ホームホワイトニング/2万円~、オフィスホワイトニング/2万円~
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

