安心安全を追求した
全身麻酔を用いる鼻の1泊入院手術
耳鼻咽喉科サージクリニック老木医院
(和泉市/和泉中央駅)
最終更新日:2026/07/31
- 保険診療
鼻詰まりは原因によって、手術という選択肢が症状改善につながる場合もある。そうした鼻の手術に注力しているのが、「耳鼻咽喉科サージクリニック老木医院」。理事長を務める老木浩之先生のもと、大学病院や総合病院で数多くの手術を経験してきたベテラン医師が執刀している。年間377人(2025年1月1日~2025年12月31日)の患者が鼻の手術を受けており、複数の手術を組み合わせるケースも少なくない。豊富な実績に加え、安全性と安心感を重視し、1泊入院での手術にこだわっている点も特徴である。「手術は患者さんの人生に大きく関わるからこそ、安心して臨める環境を整えることが重要」と老木理事長。今回は、鼻詰まりに対する手術やその内容、初診から術後までの流れについて詳しく聞いた。
(取材日2025年12月24日/情報更新日2026年7月29日)
目次
検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!
- Qこちらで行っている手術について教えてください。
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A
当院では、がんなどの悪性腫瘍を除いた、鼻の良性疾患の手術を行っています。治療の対象となるのは、慢性副鼻腔炎(蓄膿症)、アレルギー性鼻炎、鼻中隔湾曲症などです。鼻詰まりの原因は一つではなく、アレルギーによる粘膜の腫れ、鼻中隔の骨や軟骨の曲がり、下鼻甲介の肥大など、複数の要因が重なって生じることも少なくありません。当院ではまず原因を丁寧に診断し、必要に応じて複数の手術を組み合わせ、鼻の通りの改善をめざします。慢性副鼻腔炎では、ポリープが鼻詰まりの原因となることが多く、病変を取り除くため内視鏡を用いた手術を行います。睡眠時無呼吸症候群でも、鼻の通りが原因の場合、鼻の手術によって症状改善をめざします。
- Q手術を行うことで、どのような症状の改善が期待できるのですか?
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A
鼻の手術で最も大きく改善が期待できるのは、やはり鼻詰まりです。鼻が通って不快感が軽減することが見込めるだけでなく、集中力の低下や口呼吸、いびきや頭痛の改善にもつながります。鼻詰まりが原因の睡眠時無呼吸症候群では、長年放置すると心臓や肺にも負担がかかるともいわれています。また、副鼻腔炎で鼻の中にポリープが多いと、空気が十分に通らず、嗅覚が低下します。嗅覚は五感の一つで、味覚とも密接に関係するため、食事をおいしく楽しむためにも、ぜひ手術をお勧めしたいですね。炎症が慢性化し、薬による保存療法で改善が難しい場合に、手術は次の選択肢として「QOLの向上をめざすことができる治療」です。
- Qこちらの1泊入院手術へのこだわりについて教えてください。
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A
一般的に鼻の手術では1週間程度の入院が必要とされています。一方で、近年は医療技術の進歩により日帰り手術も増えてきました。ただ、鼻の手術は手術直後から翌日にかけてが最も不安定で、鼻血や痛み、体調変化が起こりやすい時期です。そのため当院では、日帰りではなく最小限1泊2日の短期入院手術にこだわっています。入院中は医師・看護師が常に状態を確認し、万一の変化にもすぐ対応できる体制を整えています。また退院後にも看護師が電話で体調や出血、痛みの有無などを細かく確認し、不安や疑問にも丁寧に対応しています。入院中から退院後まで切れ目なく支えることで、安心して治療を受けていただける環境を整えています。
検診・治療START!ステップで紹介します
- 1受診・問診・検査
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医師からの問診と診察の後、必要に応じて耳鼻咽喉科用CTによる精密検査が行われる。その結果から、手術が必要な状態か、手術によりどのような改善が見込めるのかを医師が評価・判断。大きな病院では検査予約や結果説明までに数週間かかることもあるが、同院ではワンストップの迅速な診療を重視しており、CT検査も院内で実施できるため、可能な限り1回の受診で病状の把握から治療方針の提示までを完結できる体制を整えている。
- 2術前検査と詳しい説明
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手術が決まったら、安全に治療を受けるため術前検査を行う。既往歴や服用中の薬を確認し、心電図検査、血液検査、血圧測定などで全身状態を評価。併せて手術内容や入院生活について説明を受ける。この時、医師だけでなく、スタッフからの説明時間も設け、疑問や不安を相談しやすい環境をつくっている。また、服用中の薬によっては事前調整が必要となるため、かかりつけ医と連携して準備を進めていくそうだ。
- 3手術
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手術室に入り、全身麻酔下で手術が始まる。手術中は生体モニターを装着し、全身状態を管理しながら進められる。手術時間は病変によって異なり、複数の手術を組み合わせた鼻中隔湾曲症の治療では約1時間半、複雑な慢性副鼻腔炎でも2~3時間ほどで終了する。経験豊富な医師が、内視鏡やナビゲーションシステムなどの先進機器を用いて丁寧に手術を行う。術後は安静を保ち、抗生剤や止血剤の点滴を受けながら経過を観察する。
- 41泊入院
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手術が終わったら、自分の病室へ。万が一の場合に備え、看護師が24時間体制で見守る。同院では、どの部門の状況も把握できるように看護師の部署の固定は行っていない。外来で会った看護師と入院時に顔を合わせることもあり、見慣れたスタッフがいることで患者の安心感にもつながるだろう。病室は部屋ごとにインテリアを変えていたり、待合室を備えたりと、リラックスできる雰囲気にもこだわっているという。
- 5術後の通院
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退院後の通院は、通常4週間以内に数回程度で負担も少ない。同院では心のケアにも気を配り、退院当日の夜には看護師が電話で状態を確認。また、経過が順調であっても、回復が確認できる一定期間までは受診を勧めている。なお、慢性副鼻腔炎の場合には手術後も内服による治療を続けていく必要がある。遠方からの患者には、患者の自宅近くのかかりつけ耳鼻咽喉科と連携することで、患者の通院による負担軽減を図っているという。

