渡部 雅友 院長の独自取材記事
中津まさデンタルクリニック
(大阪市北区/中津駅)
最終更新日:2026/08/10
虫歯や歯周病など一般歯科診療から抜歯・審美・矯正・インプラント治療まで幅広く対応する「中津まさデンタルクリニック」は、大阪メトロ御堂筋線・中津駅徒歩3分の便利な場所にある。京都大学医学部附属病院の歯科口腔外科で経験を積み、勤務医時代も幅広い分野で研鑽してきた渡部雅友院長が、小児の発育矯正に本格的に取り組むべく2019年12月に開業。大型モニターや先進の歯科用CTを導入し「見てわかる説明」を心がける同院は、「30年後も噛める健康な歯をめざす」を理念に掲げ、メンテナンス・クリーニングにも注力している。開業までの経緯や力を入れている小児の発育矯正、今後の展望について渡部院長に話を聞いた。
(取材日2020年5月8日)
大学病院口腔外科で難症例や全身管理、麻酔科も経験
歯科医師になった理由と、開業までの経緯を教えてください。

歯科医師だった父の働く姿を小さい頃からすぐそばで見ていて、自然と同じ道を選びました。大学卒業後は口腔外科を希望し、お世話になっていた先輩から紹介されて、京都大学医学部附属病院の歯科口腔外科へ。研修を終えた後は、兵庫や大阪の歯科医院で経験を積む中で、指導してくださった先生が専門としていた小児の発育矯正に興味を持ちました。私もぜひ取り組みたいと思ったのですが、発育矯正は長期間にわたりその経過を診ていかなければなりません。最後まで責任を持って矯正を行うためには開業がベストだと考え、2019年12月に開業しました。
大学卒業時、口腔外科に興味を持った理由は?
もともと「開業する」という目標も持っていたため、一般的な歯科医院では通常行えないがんや多発性の口内炎などの難病に対する治療、大きな手術を伴う治療などの難しい症例や全身の管理も行えるように経験を積みたいと考えたからです。難症例では大学病院をご紹介するという手もありますが、私を選び「治療をしてくれ」という患者さんがいらっしゃるのなら、その期待に応えたいという思いでした。口腔外科では、糖尿病や腎臓病など持病のある患者さんの全身管理や骨粗しょう症の患者さんの歯科治療、麻酔科での全身麻酔の臨床研修などは、勤務医時代も開業してからも多くの場面でその経験を生かすことができていますし、難しい症例もごく普通に受け入れられる環境がつくれたと思います。
貴院の特色を教えてください。

「30年後も噛める健康な歯をめざす」を理念とし、「なんでも診られる」ことが特徴です。口腔外科領域を含む一般歯科治療から、審美・矯正・インプラント治療まで広く対応しております。良い治療を行うことは大前提ですが、治療後もその状態を維持できなければ「30年後も噛める健康な歯」は実現できませんから、予防処置や歯のクリーニングにも力を入れています。当院の歯科衛生士は、経験豊富なベテランスタッフでありつつ知識や技術力アップのための研修にも積極的に参加したいという向上心を持ったスタッフばかり。また患者さんからいただいた意見などもしっかり共有して改善につなげてくれるなど診療だけでなくスタッフや施設のことなどさまざまな視点から積極的に意見してくれますし、それがより良い歯科医院づくりにつながっていると思います。
子どもの健やかな成長のために。小児発育矯正に注力
開業の決め手になったという小児の発育矯正について教えてください。

発育矯正は、歯並びのためだけではなく、お子さんのより健やかな成長を実現するためにも受けていただきたいと思っています。というのも、もともと歯の矯正をメインの目的としていますが、鼻呼吸の獲得という副次的な目的もあるからです。例えば、鼻呼吸は風邪やインフルエンザなどウイルス対策になることは知られていますが、それ以外にも鼻の中に張り巡らされた毛細血管を冷やし、それによって脳のオーバーヒートを防ぐといわれていますし、集中力や夜の寝つきにも影響を及ぼします。鼻呼吸は上顎に舌がくっつくことで空気が通りやすくなるのですが、顎が発達していないと、物理的に舌を上げるスペースが確保できず鼻呼吸をする能力を獲得しづらいんです。そこで発育矯正を行うことにより、顎の正常な発達を促し歯が並び切るスペースをつくると同時に、舌を上げるスペースを確保し鼻呼吸をしやすい環境を整えていきます。
小児の発育矯正は何歳くらいから行うものでしょうか。
顎が発達していく5~6歳の乳歯の頃から、12歳くらいまでには始めたい矯正です。ただし、すぐに矯正を受けず様子を見る子もいますし、実際にまだ矯正への対応が難しい子もいます。まずは検診に来て、歯ブラシやクリーニングの実施、フッ素塗布などで歯科医院に慣れてもらい、やはり発育矯正が必要だという場合にスムーズにスタートできるよう準備をしておくことが大切です。発育矯正をやりたいという思いが開業動機の一つでもあるので、私もスタッフも皆子ども好き。保護者の方やきょうだいと一緒に隣り合わせで治療を受けられるよう、扉を開けると隣のチェアとつながるセパレート型個室を設け、お子さんが頑張れる環境も用意しています。
患者さんと接する際に心がけていることはありますか?

言葉だけではなく、視覚的にもわかりやすい説明を心がけています。チェアごとに1台ずつ大型モニターを設け、ご自身のエックス線画像や口腔内カメラ画像などを確認してもらいながら、時には説明用ツールを用いて丁寧にお口の中の状況をお伝えします。お子さんの場合は緊急に治療を要する場合を除き、まずは保護者の方と話し合いながら、段階を踏んで治療に慣れていけるように取り組んでいます。また神経治療や抜歯、矯正、インプラント治療などさまざまな領域でより精密に検査をしていくため、歯科医院で導入しているところはまだ少ないそうですが歯科用CTを備えています。顎や歯だけでなく頭部全体を写し出し、治療部位や病気の進行を立体画像で確認していくのが特徴です。またクリーニングやメンテナンスに興味を持っていただくため、顕微鏡を使い食べ残しやプラークなどをお見せし、口腔内の細菌について知っていただけるよう取り組んでいます。
インプラント治療経験も豊富ないわば「総合歯科医院」
インプラント治療や金属を使わない治療にも力を入れているそうですね。

副院長として勤務していた歯科医院では、多くのインプラント治療を経験しました。ほかの先生方からの依頼で、特に難しい症例を担当させていただくことも多かったです。この経験を生かし、インプラント治療が当院の特色の一つになればと考えています。また、詰め物やかぶせ物に使用される金銀パラジウム合金は、金属アレルギーのリスクがあるだけでなく、治療後の状態を長期間維持するのが困難であるというデメリットも数多く見てきました。歯の治療をするのであれば「同一箇所を一生涯、再治療しなくていいように」と考えているので、患者さんにご納得いただいた場合は、金銀パラジウム合金を使用しない治療をご提供しています。
今後の展望を教えてください。
当院の診療理念である「30年後も噛める健康な歯」を実現するために、もっと気軽にメンテナンス・クリーニングを受けてもらいたいと思っています。ただ、それは継続できなければ意味がありません。そのために「メンテナンスでトラブルを未然に防げた」「クリーニングを続けたら調子がいい」と思っていただけるよう、歯科衛生士のスキルアップも含め、患者さんが積極的に来院したくなるようなより良い環境づくりをしていきます。当院の患者さんには「ここまで説明してもらったことはなかった」「以前は勝手に治療された」とお話される方もいらっしゃるので、資料を活用しながら現在の口腔内の状況を知っていただき、治療の進め方、治療後の未来像をご理解いただけるように丁寧な説明を心がけています。
最後に、読者にメッセージをお願いします。

当院は、一般歯科診療から、抜歯・審美・矯正・インプラント治療まで対応するいわば「総合歯科医院」です。これは「ほかの人ができるのに、自分ができないのは嫌だ」との思いから歯科のさまざまな分野を習得すべく取り組んできた結果なのですが、健康な歯を実現するには、特定の得意分野だけでなくトータルの高い技術が必要だと、開業してからますますその重要性が理解できるようになりました。虫歯でなくても「何となく痛い、しみる」といった症状にもしっかり対応させていただきます。噛み合わせなどお口の問題が体の不調につながっていることもあります。お口周りで気になることがあれば、ぜひ一度ご相談ください。
自由診療費用の目安
自由診療とは小児矯正/40万円~(別途調整料3000円/月)
インプラント治療/28万円~(10年保証)
セラミック治療(インレー)/6万円~
セラミック治療(クラウン)/10万円~
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

