全国のドクター14,479人の想いを取材
クリニック・病院 156,802件の情報を掲載(2026年9月14日現在)

ドクターズ・ファイル会員でできること

予約情報をマイページ上で管理できます!

過去の予約を一覧化

予約内容の確認

予約の変更・キャンセル※

※一部対象外の医療機関もありますので、あらかじめご了承ください

会員登録がお済みでない方は

すでに会員の方は

  1. TOP
  2. 大阪府
  3. 茨木市
  4. 総持寺駅
  5. 医療法人なごみ整形外科リウマチクリニック
  6. 中谷 宏幸 院長

中谷 宏幸 院長の独自取材記事

医療法人なごみ整形外科リウマチクリニック

(茨木市/総持寺駅)

最終更新日:2026/08/20

中谷宏幸院長 医療法人なごみ整形外科リウマチクリニック main

JR総持寺駅から徒歩3分、阪急総持寺駅から徒歩6分の場所にある「医療法人なごみ整形外科リウマチクリニック」。院長を務める中谷宏幸先生は、大阪大学整形外科に入局後、約25年にわたり関連病院を中心に研鑽を積んできた医師だ。勤務医時代に培った知識や技術を地域医療に生かすべく、2022年に開業。以来、新しい治療法や医療機器を積極的に導入するとともに、スタッフを増員しながら診療体制の充実を図ってきた。優しい物腰の中に頼もしさも感じさせる、そんな中谷院長の患者への思いがこもった同クリニックについて、診療内容や注力していること、今後の展望を含めてじっくりと聞いてみた。

(取材日2024年7月31日/再取材日2026年7月22日)

一人ひとりに合わせた幅広い選択肢を用意

まずは開業した理由についてお聞かせください。

中谷宏幸院長 医療法人なごみ整形外科リウマチクリニック1

私は大阪大学整形外科医局のメンバーとして24年間、整形外科・リウマチ科の医師として関連病院で働き、ここを開業する直前は地域医療機能推進機構大阪病院(旧・大阪厚生年金病院)のリウマチ外科担当部長を務めていました。リウマチ患者さんの診療、膝関節や足などの外科手術をメインに担当していましたが、専門分野に特化するとどうしてもパーツごとに分かれた治療になってしまい、腰も痛いという患者さんを詳しく診て差し上げる時間がなかなか取れません。勤務医の限られた時間の中ではリハビリテーションを含めたトータルな診療ができないという限界を感じ、もっと患者さんのニーズに合った外来診療をしたいと考えるようになりました。自分のこれまでの経験を生かし、多くの患者さんの悩みを解決し、心身の健康に貢献したい。開業をめざしたのはそれが一番の動機です。

どのような患者さんが多いですか?

開業から4年、患者層は大きく広がりました。以前は高齢の方が中心でしたが、最近はねんざや打撲で受診する若い世代に加え、腰や肩の痛みを訴える働き盛りの世代も増えています。19時まで診療していることも理由でしょう。クリニック名を「なごみ」としたのは、患者さんの気持ちを和らげ、リラックスして診療を受けていただきたいという思いからです。医療機関を受診する際は、「どんな先生なのだろう」「どんな治療をするのだろう」「こんな症状で受診してもいいのだろうか」と、不安を抱えて来院される方が少なくありません。だからこそ、診察では患者さん一人ひとりとじっくり向き合い、安心・納得して治療を受けていただけるよう心がけています。

幅広い診療に対応しておられますね。

中谷宏幸院長 医療法人なごみ整形外科リウマチクリニック2

整形外科に加え、リウマチを専門として、関節リウマチやリウマチ性多発筋痛症、脊椎関節炎、変形性関節症などの診療に携わってきました。これまでの経験を生かし、新しい治療法も積極的に取り入れ、手術に頼らない幅広い治療をご提供できるクリニックをめざしています。痛みに対しては、エコーガイド下での神経ブロック注射や関節内注射などの治療を得意としており、症状に応じて幅広い治療の選択肢をご用意しています。また理学療法士や作業療法士によるリハビリテーションでは、高齢者の身体機能の維持・回復からスポーツによるけが、関節リウマチまで幅広く対応しています。近年は体外圧力波装置も導入し、組み合わせて使用することで、より良いリハビリテーションにつなげています。

骨粗しょう症の早期発見のために、まずは骨密度検査を

骨粗しょう症の早期発見にも努めているそうですね。

中谷宏幸院長 医療法人なごみ整形外科リウマチクリニック3

骨粗しょう症では、大腿骨近位部骨折と脊椎の圧迫骨折をいかに予防するか、1回骨折してしまった患者さんの場合、二度と骨折させないために何をしていくかが大事になってきます。一度大腿骨近位部を骨折すると手術が必要ですし、手術をしても骨折する前と同じように歩くことは望めない方が大半です。加えて、大腿骨近位部骨折が生命予後に大きく関わってくることはあまり広く知られていません。例えば、皆さんがんにかかったら、ものすごく落ち込むと思いますが、骨粗しょう症と聞いてもあまり重症という感覚は覚えないのではないでしょうか。ですがそのがんと同程度に生命予後に影響を与える可能性が高いのが、骨粗しょう症の結果生じる可能性の高い大腿骨近位部骨折。がんは基本的に予防するのは難しいのですが、骨粗しょう症は予防が図れるところが大きな違いです。

骨粗しょう症には、早期発見・早期治療が大切といわれていますね。

骨粗しょう症は高齢者の病気と思いがちですが、特に女性ではダイエット等で骨密度がピークである20代の時点ですでに数値が低い人もいます。20代の時に低いと、当然30代、40代でも低い状態である可能性が非常に高いです。そして特に女性は50歳前後の閉経をきっかけとして、急激に骨密度も下がっていくことが多いのです。さらに75歳を超えると2人に1人は骨粗しょう症の可能性があるともいわれています。つまり、骨折リスクも高いと思っていただいて間違いではありません。早期発見、早期治療がその方の人生に大きく関わってきますので、若い方も、そして高齢の方は必ず、まずは骨密度検査を受けていただきたいなと思います。また骨粗しょう症の治療はずっと薬を飲み続けるイメージがありますが、骨密度の状況次第で、いったんお休みすることもできますので、必ずしも一生飲み続けないといけない、注射し続けないといけないわけではありません。

クリニックでは、小児整形にも対応しているそうですね。

中谷宏幸院長 医療法人なごみ整形外科リウマチクリニック4

はい。例えば4ヵ月健診で股関節異常を指摘されたお子さんの股関節検査も当院で可能です。赤ちゃんの股関節脱臼が疑われたら、親御さんはものすごく心配すると思いますが、多くの場合は大きな治療を要するほどの変形が起こっているわけではありません。診察して、エックス線や超音波の検査を行うことで、リスクを含めきちんと診ていくことができますので、恐れずに受診していただければと思います。また、学校健診で脊柱側弯症を指摘されるお子さんもいますが、その後医療機関を受診しないケースも多いのです。それが治療機会の喪失につながるのは非常に残念なこと。適切な医療機関で診察とエックス線撮影を受けることで、診断が見込めます。早く治療介入すれば改善が期待できる場合もある疾患ですので、ぜひ相談していただきたいですね。

地域交流や健康づくりの拠点に。誰もが集まれる場所へ

整形外科の医師になったきっかけは?

中谷宏幸院長 医療法人なごみ整形外科リウマチクリニック5

私は学生時代からスポーツをやっていましたが、もともと膝蓋骨を脱臼しやすい体質で、2回目に脱臼した時に必要といわれて手術を受けたのが高校1年生でした。そこからスポーツ障害に興味を抱くようになり、自分と同じように困っている人の力になりたいと考えて医学部をめざしました。医師になってからは手術ばかり携わってきましたが、高齢化とともに変形性関節症の患者さんもどんどん増えています。そういう患者さんを手術ではなく、保存で治療したいという考えから、再生医療の動向にも着目しています。もともと大学院では軟骨の再生医療の研究をしていましたから、近い将来にぜひ取り組んでいきたいテーマの一つです。

今後の展望をお聞かせください。

おかげさまで多くの方にご来院いただき、スタッフ体制も年々充実してきました。現在は理学療法士が常勤4人、非常勤5人在籍しており、今後はさらに増員するとともに、リハビリテーションスペースの拡張も予定しています。診療放射線技師も在籍し、事務スタッフもさらに増え、患者さんに寄り添った丁寧な診療を行える体制を整えてきました。そして、いずれは訪問リハビリテーションも始動させたいですね。高齢の患者さんは今後さらに増えると考えられるため、通院が難しい方にも必要な医療を届けられる体制をめざしています。また、治療だけでなく予防医学やエイジングケアにも力を入れたいと考えており、美容や健康について気軽に相談できるようにしていきたいですね。

地域でどのような存在になっていきたいですか?

中谷宏幸院長 医療法人なごみ整形外科リウマチクリニック6

地域にお住まいの方の生涯にわたるかかりつけ医として、「なごみに行けば何とかなる」と思っていただけるような存在をめざしています。現在は担当する小学校で、子どもの運動器の異常を早期に発見するための取り組みを進めており、将来的には茨木市全体へと広げ、他のクリニックとも連携しながら展開していきたいと考えています。また、リハビリテーションルームで開催しているヨガ教室は毎回満席になるほどご好評をいただいています。診療だけでなく、健康教室やイベントを通じて、地域の憩いの場となるようなクリニックにしていきたいですね。