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浜 幸寛 院長の独自取材記事

東京駅クリニック

(中央区/東京駅)

最終更新日:2026/10/05

浜幸寛院長 東京駅クリニック main

東京駅地下街の22番出口のすぐそばに入り口のあるビルの5階に「東京駅クリニック」はある。その便利な立地から、周辺のオフィスに勤務する人や国内外の旅行者が多く来院する。浜幸寛院長は長年の自衛隊医官やがんの放射線治療のスペシャリストとしての経験を存分に生かして、健康維持や不安に寄り添う医療を展開している。ほかにも専門的な知見を持つ医師陣が対応。院内はすっきりとシックな空間で、処置室では落ち着いて点滴などの処置を受けることができる。健康不安から積極的に健康になりたい人への対応まで幅広いニーズに応え「雑貨店のようなクリニック」をめざす同院について、穏やかで理知的な語り口の浜院長に話を聞いた。

(取材日2026年6月9日)

健康を維持し、自身のパフォーマンスを高く保つために

東京駅からすぐの素晴らしく便利な立地ですね。

浜幸寛院長 東京駅クリニック1

東京駅地下街の22番出口のすぐそばがクリニックのあるビルの入口になっています。地上からでは迷う方がおられますので、地下街から22番出口を目印にしていただくとスムーズにご来院いただけます。当院のある東京駅周辺はオフィス街でもあり観光の拠点でもあります。近隣のオフィスで働く方々から観光の方までさまざまな方が来院されます。当院は多種多様な患者さんのニーズに合う医療を提供する、いわば「雑貨店のようなクリニック」がコンセプトです。更年期、お肌の悩み、病気というほどではないが体調が万全とは言えない、がんのセカンドオピニオン、そんな幅広いお悩みにお応えできる、患者さんが必要とする医療をさまざまな選択肢の中からお選びいただける、そんな体制を整えています。日々忙しくご活躍の方々がさっと手軽に医療にアクセスし、ご自分のパフォーマンスをいかんなく発揮できる体づくりをお手伝いしたいと思っております。

なんとなく調子が出ない、という人は結構多いイメージがあります。

病院でさまざまな検査をしても特に数値の異常などなく「病気ではない」と言われるのに、調子が悪い状態が続く方が多くいらっしゃいます。医学的な正常値の範囲は広いため、正常値の範囲内でも「病気に近い正常」と「より健康的な正常」に大きな差があります。それが患者さんは体調の悪さを感じていらっしゃるのに医学的には問題ないと判断されてしまう理由です。こうした「病気ではないが体調が万全ではない」という隙間にいる方たちが、実は非常に多いんです。そういう病気未満の方々を、病気になってしまう前により健康であるほうに引き戻して差し上げたいと思っています。

その手段の一つがホルモンや栄養の状態の確認なのですね。

浜幸寛院長 東京駅クリニック2

当院では、患者さんの生活の質やパフォーマンスが適切に機能するようアドバイスするすべく、ホルモンバランスや、ミネラル・ビタミンなどの栄養素など、広範囲の項目を調べる血液検査を行います。患者さんが今現在どのような状態であるかを詳細に調べることで、患者さんご自身が適切なセルフメンテナンスができるよう、検査結果に基づいて何が足りないのか、何が過剰なのかを明確にします。足りないと思われる栄養素をサプリメントなどで摂取している方は多いと思いますが、実は「多く取れば良い」というものではないんです。過不足なく適切な量を取るということが大切です。実際に血中濃度を測定すると、過剰摂取になっている場合も考えられます。そこでこうしたきちんとした検査に基づくアドバイスを受けるということが重要になります。当院では4~6ヵ月ごとに再検査し適切性を確認することをお勧めしています。

更年期や肌の悩みなどにも丁寧に対応

更年期に関するご相談も多いそうですね。

浜幸寛院長 東京駅クリニック3

更年期というのはホルモンのバランスが劇的に変わる時期です。女性は急激に低下し、男性はなだらかに低下しますが、近年は若い男性でもホルモン値が低下している方が増えています。男性の場合、単なる血液検査では異常が見つからないケースも多く、副腎機能などの詳細な検査をお勧めすることもあります。治療は低用量から始め、必要に応じて調整していきます。患者さんの不安を考慮して、初期段階ではサプリメントのご提案から始めることもありますし、ご希望によってはジェルなどさまざまな方法をご提案しています。

お肌の悩みの対してはどうアプローチされていますか?

お肌の悩みは多くの場合、ホルモンバランスの乱れと関連しています。加齢に伴う肌悩みについては、体の内側からのホルモンバランス調整と、外側からのケアを組み合わせた総合的なアプローチを取っています。比較的高額な自費診療に焦点が当たりがちですが、当院では保険診療を基本としていまして、内服薬や漢方薬を含めて、お悩みに対して適切に対応していきます。

がんの放射線治療にも専門的に携わられてこられました。

浜幸寛院長 東京駅クリニック4

放射線治療というのは、がん細胞の老化を促進させ活動能力を減退させるための治療です。その一方でがん細胞の老化をどのように誘導するかだけでなく、周囲の健康な組織に余計な負担をかけないことも重要になります。つまり健康な組織が本来の状態を保てるように働きかける必要があるわけです。細胞の仕組みを理解しているからこそ、加齢に伴う変化に適切に向き合うためのサポートにつなげていけるのが特徴です。

ハイパフォーマンスへ導く医療の側面からのアドバイス

旅行者に対する診療にも積極的に取り組まれています。

浜幸寛院長 東京駅クリニック5

気候の急激な変化や時差ぼけに伴うストレス、睡眠障害など、旅行特有の課題に対して適切なサポートを提供しています。旅行中の体調不良はご不安も大きいと思いますし、早く何とかしてほしいというご要望も多いです。当院では日本人の方はもちろん、英語での対応が可能ですので海外からお越しの方もお気軽にご来院ください。旅行中は羽目を外しがちで、感染症に関するご相談は多いですね。ただれやかゆみなど我慢しにくい症状を訴える方も多く、素早い対応が求められる場面もたくさんあります。

院長は自衛隊の医官として豊富なご経験を生かして診療しておられます。

防衛医科大学校を卒業し医官として長年勤務し、飛行機部隊に所属する経験などを通じて、自衛官たちが最高のパフォーマンスを発揮するためには何が必要かを常に考えてきました。自衛隊は、通常の環境ではなく極限の状況で活動することを求められる組織です。基地の外で医療を担当するということは、医師も通常以上の体力や精神力を必要とします。自衛官たちも同様で、単なる「健康」では不十分。より強靭な体と精神を備えた「精鋭」の状態を維持することが求められるのです。医官としての私の役割は彼らが最高のパフォーマンスを発揮できるよう、医療面からしっかりとした土台づくりとメンテナンスを行うことでした。一見健康そうで、本人が問題を自覚していなくても、ホルモン値の低下や栄養不足など具体的な問題があるケースがあるのです。自衛官のような屈強な人たちであっても、適切な医学的評価と対応が必要だということを学びました。

そのご経験が今の医療に生かされているのですね。

浜幸寛院長 東京駅クリニック6

そうですね。自衛官は世界中で活動します。南半球から北半球へ、気候の激変する環境に瞬時に対応する必要があります。時差ぼけ、睡眠障害、急激な気候変動によるストレス。これらはすべてパフォーマンスに直結する課題です。現地に着いた瞬間からハイレベルなパフォーマンスを発揮しなければならない自衛官たちを対象に、こうした課題への対応を行ってきた経験が、今の診療にも生きています。当院には日々の業務をきちんと遂行するために、ご自身の健康を保つことへの意識の高い方々が多く来院されています。日頃から高いパフォーマンスを維持する必要を感じておられる方々です。病気になってからの治療ではなく、より良い状態を維持・追求する医療という考え方は、自衛隊での経験から生まれたものです。通常の医学的「正常値」ではなく、その人が最大限の能力を発揮できる最適な状態へ導くというアプローチを心がけています。