全国のドクター14,498人の想いを取材
クリニック・病院 156,814件の情報を掲載(2026年9月15日現在)

ドクターズ・ファイル会員でできること

予約情報をマイページ上で管理できます!

過去の予約を一覧化

予約内容の確認

予約の変更・キャンセル※

※一部対象外の医療機関もありますので、あらかじめご了承ください

会員登録がお済みでない方は

すでに会員の方は

  1. TOP
  2. 岡山県
  3. 倉敷市
  4. 西富井駅
  5. たきうちファミリークリニック
  6. 滝内 宏樹 院長

滝内 宏樹 院長の独自取材記事

たきうちファミリークリニック

(倉敷市/西富井駅)

最終更新日:2026/07/23

滝内宏樹院長 たきうちファミリークリニック main

中島交差点から南へ300mほど行った場所にある「たきうちファミリークリニック」は、内科と外科を標榜するクリニック。院長の滝内宏樹先生は、岡山県の川崎医科大学をご卒業で、同大学院にて循環病態生理学の博士号を取得している。また、同附属病院ならびに県内の医療機関で外科、心臓血管外科として修練をかさね、近年は在宅医療に携わってこられたベテラン医師だ。今年4月に同院を開院したのは、新型コロナウイルス感染症の流行後から病院と地域医療の役割分担を強く意識するようになったからだという。同院では、滝内院長の経験を生かした心不全管理や手術後のケアを含め、内科から外科まで幅広い診療を行っている。また最近は、オンライン診療にも注力しているという滝内院長に、詳しい話を聞いた。

(取材日2026年6月16日)

地域医療に貢献する「気軽に通えるかかりつけ医」

開業までの経緯を教えてください。

滝内宏樹院長 たきうちファミリークリニック1

実家が兵庫県で整骨院を営んでおり、医療が身近にある環境で育ちました。ある時に母親から「医師をめざしてみたら」と言われたことがきっかけとなって、岡山県の川崎医科大学に入学。卒業後は外科をめざす中で、循環器や呼吸器についてもしっかりと研鑽を重ね、3年目から心臓血管外科医として手術も数多く手がけてきました。その過程で、術後の患者さんの過ごし方が気になるようになったんです。そこから心機一転、在宅医療の門をたたき、幅広い診療に携わるようになって、気づけば9年が過ぎていました。開業のきっかけは、新型コロナウイルス感染症の流行を経験して、「すぐに病院に任せるのではなく、まずはしっかり地域が患者さんを支えなければ!」という思いが生まれたことです。仕事や子育て、介護などで病院に行く時間がとりづらい方も含めて、地域医療として手助けしたいと考えました。

院内の雰囲気がとても良いですね。

「患者さんがお医者さんの家にちょっと寄って気軽に相談する」というような、堅苦しさのないクリニックをコンセプトに、私も家族も大好きな「ハワイ」を基調とした外観と内装を実現しました。ご近所の方は建設中、新しいカフェができると思われていたようで、「こういうクリニックはあまり見たことがないですね」と皆さんから言われますが、いい意味に捉えています(笑)。南国の雰囲気が癒やしとなって、来院のハードルが下がることを狙っています。特に待合にはこだわっていて、ゆったり過ごしていただけるようソファーを設置し、モニターでハワイの映像を流したり、ハワイアンミュージックのBGMをかけています。もちろん、私もスタッフもハワイの正装である「アロハシャツ」でお迎えしています。

クリニックの方針や理念を教えてください。

滝内宏樹院長 たきうちファミリークリニック2

「気軽に通える身近なかかりつけ医」として、患者さん一人ひとりの人生観や価値観に寄り添う医療の実践をめざしています。また、病院と在宅をつなぐことはもちろん、眼科や耳鼻咽喉科、整形外科といった地域の専門科医院や歯科と連携して「質の高い地域医療の輪」を育てていきたいと考えています。病院というのは、一つの建物の中にいくつもの診療科がありますが、地域のクリニックが連携すれば、患者さんにとって病院と同じような役割を果たすことができると思います。当院は、患者さんに必要な診療科を判断して「つなぐ」という橋渡し的な役割を担い、地域で地域の人を診ていくという形を作っていきたいですね。

専門的な検査や幅広い診療で患者をフォロー

こちらではどんな診療を受けられますか?

滝内宏樹院長 たきうちファミリークリニック3

内科から外科まで幅広い診療を行っています。まず循環器系に関しては、心不全の患者さんのフォローですね。実はご自身で心不全であることに気づいていらっしゃらない方も意外と多いのですが、そうした場合でもきちんとお伝えした上で、当院でコントロールしていくことができます。また外科系全般の研鑽も積んできたので、手術を受けられた方の日常生活のケアも可能です。どうしても病院に行かなければならない場合は、適切なタイミングでつなげられるのも当院の強みの一つだと思っています。

即日結果がわかる血液検査や動脈硬化の検査もできるそうですね。

通常の検査は早くても翌日の朝に結果が出るのですが、状況に応じて院内で検査を行い、必要があれば早く病院につなぐことができるように検査機器を導入しています。感染症については発症早期でも診断可能な高感度検査キットや種々、抗原検査キットを常備しています。鼻腔検査より侵襲の少ないAI補助診断機器の導入を進めています。また、生活習慣病の方は動脈硬化が進行しやすいので、動脈硬化の度合いを測定する機器を導入しています。両手両足4ヵ所の血圧を同時に測るだけで、動脈硬化がどれくらい進んでいるかがわかるため、特に生活習慣病の患者さんはこの検査を受けてご自身の血管の状態を把握していただきたいですね。

オンライン診療にも注力しているそうですね。

滝内宏樹院長 たきうちファミリークリニック4

はい。岡山県内ではまだオンライン診療が浸透していないので、当院が中心となって地域に根づかせていきたいです。対象は主に当院を受診されている方で、例えば、ご高齢であったり認知症の影響で決まった日の通院が難しい、体調は安定しているから普段のお薬だけ処方してもらいたいといった場合に利用していただくと、通院時間や付き添いなどの負担軽減につながるというのがメリットです。また、仕事や子育てで受診の時間が取りづらい方も活用いただきたいです。オンライン診療はスマートフォンやタブレットが必要なので、ご高齢の方ですとご家族の協力が必要な場合もありますが、訪問看護師のサポートを受けられることも可能です。また、患者さんをサポートする医療関係者の方にオンライン診療を知ってもらうために、6月から月1回、ケアマネジャーや訪問看護師など地域の医療関係者との情報交換会を開始するなど、オンライン診療の浸透に注力しています。

「地域の人は地域で診ていく」医療をめざす

診察の際に心がけていらっしゃることはありますか?

滝内宏樹院長 たきうちファミリークリニック5

いちばん大切にしていることは「お話をじっくり聞く」ということです。検査結果の説明もきちんと伝えること、お薬を処方する際に十分な説明をすることも心がけています。他には、症状や病気について、定期的な検査や薬の調整はもちろん、運動や食事といった日常生活におけるアドバイスも行うようにしています。患者さんにはその人なりの人生の過ごし方や考え方があり、薬を嫌う方もいらっしゃいます。ガイドラインは重要ですが、人生の楽しみを奪わないように、許容範囲をご本人と相談しながら関わっていくことを大事にしています。

今後の展望を聞かせてください。

地域の専門的なクリニックとの連携を深め、病院と同等の医療を提供できる地域をめざしていきたいです。当たり前のことですが、「地域の人は、地域で診る」というのが地域医療であると私は考えています。もちろん病院との役割分担も重要です。あとはやはりオンライン診療の充実です。受診したいけれど時間がない、距離が遠い、待ち時間が長い、受診の付き添いで仕事を休まなければならないなど、患者さんやご家族にはさまざまな負担がかかっています。オンライン診療をもっと活用して、受診継続につなげたいと思っています。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

滝内宏樹院長 たきうちファミリークリニック6

当院はファミリークリニックですから、小さなお子さんから高齢の方までどなたでもカフェのような感覚で来ていただいて、気になっていることは些細なことでも相談してください。「お医者さんにはなかなか話しにくい」という方は、どうぞ当院のスタッフに声をかけてみてください。必ず笑顔にしてくれます。先日は散歩の途中で寄ってみたという方がいらっしゃいました。そんなふうに気軽に来院できることが、地域の皆さんの健康につながると信じています。家族みんなの“ちょっといい”かかりつけ医がここにあります。