全国のドクター14,543人の想いを取材
クリニック・病院 156,366件の情報を掲載(2026年10月16日現在)

ドクターズ・ファイル会員でできること

予約情報をマイページ上で管理できます!※

過去の予約を一覧化

予約内容の確認

予約の変更・キャンセル※

※一部対象外の医療機関もありますので、あらかじめご了承ください

会員登録がお済みでない方は

すでに会員の方は

  1. TOP
  2. 東京都
  3. 品川区
  4. 不動前駅
  5. 宮平医院
  6. 宮平 憲 院長

宮平 憲 院長の独自取材記事

宮平医院

(品川区/不動前駅)

最終更新日:2026/09/16

宮平憲院長 宮平医院 main

「生まれ育ったこの地域に、いつかは戻ってきたいと思っていました」と話すのは、「宮平医院」の宮平憲院長だ。長年この場所で地域医療を担ってきた父の医院を、2026年6月に継承した。順天堂大学医学部卒業後、大学病院や地域の基幹病院などで小児科診療の経験を積み、日本小児科学会小児科専門医を取得。現在は専門である小児科に加え、内科も診療し、0歳から90代まで幅広い世代に対応している。父の代から通う患者を大切にしながらも、新しく訪れる人にとっても利用しやすい医院をめざし、待ち人数をオンラインで確認できるシステムを自ら作るなど、患者目線の工夫にも取り組む。学校医や園医、区の健診、予防接種、訪問診療など地域での活動にも力を入れる宮平院長に、これまでの歩みと継承への想い、これからの地域医療について聞いた。

(取材日2026年8月24日)

生まれ育った地域へ。経験を重ね、父の医院を継承

医師になられた経緯と、これまでのご経歴を教えてください。

宮平憲院長 宮平医院1

父が医師だったこともあり、医療は子どもの頃から身近な存在でした。小学校の卒業式で将来の夢を発表する機会があり、そこで「地域の人たちに慕われるような小児科医になりたい」と話したことを今でも覚えています。その後、高校2年生頃に医学部へ進むことを決意し、2015年に順天堂大学医学部を卒業。順天堂大学の小児科医局へ入局し、順天堂大学医学部附属浦安病院や順天堂大学医学部附属順天堂医院、東京都立多摩南部地域病院、東京都立東部地域病院などで研鑽を積みました。その後は順天堂大学医学部附属静岡病院などでも勤務し、東京都立東部地域病院では小児科専門医の資格を取得。大学院では小児の脳腫瘍について研究しました。もともと将来的には父の医院を継ぐことを考えていたので、さまざまな場所で経験を重ねながら、いつかこの地域に戻り地域医療に貢献したいと思っていました。

小児科を専門に選ばれたのはなぜですか?

さまざまな診療科を経験する中で、最も興味を引かれたのが小児科でした。学ぶことが多く、とてもやりがいを感じたことが大きかったですね。子どもは大人に比べて慢性疾患が少なく、病気になった時の診療だけでなく、その後の成長を見守っていけることも小児科ならではの魅力だと感じました。そうした面白さや奥深さがあり、長く続けていきたいと思えたんです。大学院では小児の脳腫瘍について学びましたが、現在は専門性を生かしながら、発熱や腹痛などの一般的な症状から予防接種まで、幅広く診ています。

この医院を継承された経緯を教えてください。

宮平憲院長 宮平医院2

この地域は私自身が生まれ育った場所で、父が長年診療を続けてきたこの医院も、子どもの頃から身近な存在でした。転勤などでいくつかの土地で暮らしましたが、いつかはこの地域に戻ってきたいという思いがあり、将来的には医院を継ぐことも考えていました。大学院にいた時期には医局からの派遣で当院に非常勤医師として勤務し、1年半ほど前まで約2年間、週1~2回ほど診療を担当していたので、以前から私を知ってくださっている患者さんもいらっしゃいます。その後、父の体調をきっかけに予定より少し早くこちらへ戻ることになり、今年の2月からこちらで診療を始め、6月に正式に継承しました。父も現在はだいぶ回復しており、体調と相談しながら、無理のない範囲で診療に携わっています。

安全と利便性を大切に、今の時代に合わせた工夫を

現在は、どのような患者さんを診療されていますか?

宮平憲院長 宮平医院3

0歳のお子さんから90代の方まで、幅広い年代の患者さんに来ていただいています。現在は内科の患者さんが比較的多く、風邪症状や腹痛、めまい、尿路感染症の疑い、湿疹、アレルギー症状、健診で指摘された内容など、日常的によく見られる症状を中心に幅広く診療しています。一方で、小児科は自分の専門でもありますので、お子さんの診療にもより力を入れていきたいと考えています。ただ、小児科に特化してしまうと、父の代から長く通ってくださっている患者さんが受診しづらくなってしまいます。これまでの経験を生かしながら、内科についても引き続き幅広く対応していくつもりです。通院が難しい方には訪問診療を行っており、必要に応じて適切な医療につなげることも含め、一人ひとりの状態に合わせて対応していきたいと思っています。

継承にあたって、患者さんが利用しやすくなるよう工夫されていることはありますか?

これまで通ってくださっている患者さんはもちろん、新しく受診される方にも利用しやすい医院にしたいと考えています。以前は予約制ではなく、来院順に診療を行っていたため、時間帯によっては待合室が混み合うこともありました。そこで現在は、待っている人数をオンラインで確認できるシステムを導入しています。予約制ではありませんが、来院前に混雑状況を確認できるので、「少し時間をずらしてみよう」といった判断にも役立てていただけると思います。反対に、比較的空いている時間帯であればスムーズに受診していただくこともできます。患者さんの来院が特定の時間帯に集中しないよう工夫することで、少しでも快適に受診していただければと思っています。設備面についても、診療に必要なものは徐々に整ってきました。今後も必要に応じて、スペースとのバランスを考えながら充実させていきたいですね。

診療する上で、特に大切にしていることを教えてください。

宮平憲院長 宮平医院4

患者さんは何らかの不安や困り事を抱えて受診されていますので、まずはそのお悩みに対して当院で対応できることがあるのかを、しっかり見極めることを大切にしています。当院で対応できることは責任を持って行い、専門的な検査や治療が必要な場合には適切な医療機関へおつなぎする。その判断を正しく行うことが、地域の医院に求められる大切な役割だと思っています。これまでは大学病院などの高次医療機関で診療に携わり、必要な検査を行いやすい環境にいましたが、現在は患者さんにとっての最初の相談窓口となる立場です。だからこそ、安全と健康を第一に考えながら、当院でできることと専門医療機関につなぐべきことを丁寧に見極め、一人ひとりにとって適切な医療を提供していきたいと思っています。

小児科の専門性も生かし、地域の身近な相談先に

地域の医師として、どのような活動に取り組んでいますか?

宮平憲院長 宮平医院5

近隣の小学校で学校医を務めているほか、近隣の保育園5~6ヵ所ほどで園医も担当しています。また、品川区医師会に所属し、区の健診や小児・高齢者の予防接種にも携わっています。この地域は私自身が生まれ育った場所でもあり、昔から住んでいる方がいる一方で、新しい住宅やマンションも増えています。私が小学生だった頃に比べて、お子さんの数も増え、地域の雰囲気も少しずつ変化しているように感じます。訪問診療にも対応しており、足腰の不調などで通院が難しい方のもとへ伺うこともあります。地域の皆さんや近隣の先生方とのつながりを大切にしながら、自分にできる形で地域医療に貢献していきたいと思っています。

お休みの日はどのように過ごされていますか?

大学生の頃からカメラが趣味で、休みの日には写真を撮りに出かけています。風景を撮ることもありますし、友人から頼まれて人物を撮ることもありますね。あとはパソコンを触るのも好きで、プログラミングをしたり、3Dモデルを作ったりしています。先ほどお話しした待ち人数をオンラインで確認できるシステムも、自分で作りました。こういう作業はいい気分転換にもなっています。今はもうすぐ子どもが生まれる予定なので、その準備もしています。これからは子どもの写真を撮る機会もたくさん増えると思うので、とても楽しみです。

今後の展望と、読者の方へのメッセージをお願いします。

宮平憲院長 宮平医院6

これまで通ってくださっている患者さんに引き続き信頼していただくことはもちろん、新たに受診される方にも「何かあったらここに相談しよう」と思っていただける医院をめざしていきたいです。小児科は私の専門分野ですので、その経験を生かしながら、お子さんの診療に力を入れていきたいと思っています。一方で、内科についても一般的な症状であれば幅広く対応し、地域の皆さんのお役に立てればと思っています。品川区医師会の先生方とも連携しながら、地域医療に貢献できることを一つずつ増やしていきたいですね。高血圧症などの慢性疾患から急な体調不良まで、健康面で気になることがあれば、まず相談していただけるような身近な存在でありたいと思っています。どんなことでも、気軽にご相談いただければうれしいです。